Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

お知らせ

2010-05-06 00:00:57 | ひとりごと
最近、ときどき迷惑コメントがつくようになってしまいました。


毎日ブログをチェックすることが難しいため、不愉快なコメントを長々とさらすことのないよう、コメントを承認制に変更させていただくことにいたしました。


よろしくお願いいたします。

『八日目の蝉』(ドラマ)

2010-05-05 23:58:54 | ドラマ
春クールのドラマの中で一番最初に最終回を迎えちゃいました。
かつての不倫相手の家庭から赤ん坊を奪った女の逃避行の物語。これが現実なら、主人公は本当にとんでもない奴なんですが、ドラマでは、主人公・希和子に感情移入してしまって、毎回ウルウルしながら見ていました。
いつか娘との生活は終わってしまう…でも、その日までは2人の生活を大切にしたい、娘を愛情でいつも包んであげたい…その希和子の思いが痛いほど伝わってきて、2人が引き裂かれるシーンを見るのは本当につらかったです。
すごくいいお話だな、と思ったのですが、原作とは結構違う設定があるようですね。文庫化したら原作を絶対読もうっと
原作者の角田光代さんの小説はまだ一度も読んだことがないので、機会があれば他の作品も読んでみたいです。

   NHKドラマ『八日目の蝉』ホームページ

                                         
 
今期のドラマで他に見ているのは、
『絶対零度』
『ジェネラル・ルージュの凱旋』
『Mother』
『素直になれなくて』
『ヤンキー君とメガネちゃん』
『新参者』
です。
この中で一番気に入っているのは『新参者』です。東京はあまり行ったことがないのですが、人形町とか機会があれば行ってみたいですね。人形焼きとか、おせんべいとか食べ歩きしてみたいし、はさみ専門店とか、おもしろい店がいっぱいありそうですね

『Mother』はまだビデオに録画してるだけで見ていません。『八日目の蝉』と似たようなテーマっぽいですね。

『楽園』

2010-05-05 23:38:45 | 読書
2010 No.8  4/5~5/5

作者:宮部みゆき(文春文庫)

評価・・・★★★★ 4.0

久々の時代物以外での宮部さんの文庫新刊ということで買ったのに、読破するまでにだいぶかかっちゃいました。
あの『模倣犯』で重要な役どころだったライターの前畑滋子が登場する作品ですが、文庫解説にもあるように、続編ではなくスピンオフ的な作品です。
あの事件から9年後という時代設定ですが、あの事件の影が滋子にずっとつきまとっているという設定が興味深かった。あの事件から完全には立ち直っていなかった滋子ですが、この『楽園』で遭遇した事件の解決を経て、今後どうなるのだろう…と思わせるところがあり、また別の作品で再会しそうな予感がします。

さてさて、この作品のメインテーマは滋子の立ち直りではなく、“事故で亡くなった少年には母親が信じているように不思議な能力が本当にあったのか”というのと、“実の娘を手にかけてその遺体を自宅の床下に隠していた両親はなぜそうせざるを得なかったのか”というのと、この2つの関連性ということです。
丁寧にその謎の背景と真相が描かれており、それぞれに胸を打たれるエピソードが満載なのですが・・・「本当にそうするしかなかったの? もっと別の道をたどることができたんじゃないの?」とどうしても考えざるを得なくて、読後はモヤモヤ~としたものが残ってしまいました
まあ、みんなみんな正しい選択ができる人ばかりなら、こんな作品を描きようがないんですけど
人生で誤った選択をしたら本当に大変なんだな、気をつけなくちゃ!でも、気をつけたつもりでも、ずっと後になって間違っていたと気づくのも悲劇だなと深く考えさせられたという点では、もっと評価すべきかもしれないです……
でも、ちょっと長すぎたかな~