前回の続き。2009/1/28。
チヌを逃し、しばらくその場でぼんやりした後、降りたテトラを這い登る。
登れないかも、と思ったテトラだったが何とかなるもんである。
テトラには必ずルートがある。どこから始めたとしても。
あそこに行きたいと思って行けなかった事は1度も無いのだ。
FGを編み直しキャスティングを再開する。ここで海の様子が少し変わってきた事に気付く。
べたべたの凪ぎであったのが波立ってきた。ざばんざばんとスパンの短い波である。
風は出ていないので潮の流れの影響であろうと思う。
同時に、夜光虫が光り始めた。黄緑にぽつんぽつんとかなり大きく光るタイプである。
この夜光虫は好きだ。青い細かい夜光虫はよろしくないがこのタイプには良い記憶がある。
そろそろか。
ボトムの釣りは中断しジグヘッド+GULPのまま水面から中層を探る。
ここん。
あたりがあったが外してしまう。
もう一度同じ場所。
同じようにあたり20cmが釣れてくる。テトラにかなり近い場所だ。
反応は出始めたようだ。
テトラに沿って投げる。ギリギリだ。竿を立て、できうる限りのデッドスローで巻いてくる。
とぅるる。
気持ち良いあたり。やや大きいか。良く走ってくれる。
22cm。
このメバルは回遊してきたのか?テトラから出て来たのか?いつもの疑問が湧く。
6月の昼間に穴釣りでメバルを爆釣した事がある。尺まで出た。
ああ、メバルってテトラの中にいて夜出てくるのか。
その時はそう思ったが冬には穴で釣れた事は無い。
どうなんだろう?
ねぇ、舌”くん。
ルアーを替える。ハードルアーで釣りたい。
出て来て頂くか、大御所に。
「多い日夜用 グリーンメタリックレッドヘッド」
沖に投げるが反応はない。やはりまだテトラ際だ。右側のテトラギリギリ。
コツ…ン。と消えそうなあたり。
スウィープにあわせる。乗った。
テトラから引きはがす。ようやくまともなサイズか。
やっぱこのルアーは強い。
25cm。リアフックがくちびるの皮一枚。
なんかものすごくいやいや食ってきたような風情。
「くおかなーくわんとこかなーちょとなめてみようかなーどしよかなー」
などと着いてきてるうちに掛かってしまったのである。かわいそうに。
スポーニング絡みのこの時期、プリかアフターかは興味のあるところ。
この魚はアフターである。腹ペちゃで肛門が少し出ている。
25cmはアフターであるか。じゃあもっと大きいのはどアフターだな…。
基本的にスポーニングは大きなやつから始まるんである。
あくまでも「基本的に」だが。
その後22cm程度が何匹か掛かる。こいつらはみなオスだ。腹は細いが引き締まっている。
1匹23cmが釣れてこれはメスのプリだった。
海況は上向いてきたようだ。
電気浮きが流れてきた。ヤリイカの仕掛けがブレイクしたのだろう。
ぷかぷかとかなりの速度で左から右に流れて行く。いつもの潮だ。動き始めた。
ふと幽霊テトラの方を見るとヤリイカ師が帰って行くところだ。これからなのにぃ。
じゃあ行くか。幽霊テトラ。本当の爆発はそこで起こる。この潮の時に。
幽霊テトラ。
以前にもすこし書いたが2007/1/2に僕はここで幽霊を見たのだ。
信じられない爆釣が続き、そろそろ食いが渋くなりかけた頃。
なぜか仕掛けが次々と切れ始めた。何に引っ掛かったわけでもラインに傷があったわけでもない。
リトリーブしているとふと軽くなり、上げてみるとルアーが無いのだ。
それを何回か繰り返し、???と何度目かの仕掛けを作っている時。
テトラの上で海に背を向けてしゃがみ込んだ僕の横を
白い布が、ふわっとひらめき海に向って通過して行ったのだ。
着物の裾だと思った。
なぜかはっきりと女性だと分かった。
暖かい風圧が頬を洗った。
いらいらした感情がまっすぐに伝わった。
道具を引っつかみ逃げた。汗だくでテトラを渡り岩を登り車に乗り込みエンジンをかけた。
車の時計は0:05。その瞬間はおそらく0:00ぴったり。そのあたりだ。
それ以来真夜中のここには一人では来られなくなった。誰かといっしょに何回か入ったが気持ち悪かった。
その誰か(バーブレス君)がそこで撮った僕の後ろ姿の写真にはびっしりと白い球体が写り込んでいた。
ここだけではない。その数日後、ついさっきまで立っていたテトラでも、夕方、まだ早い時間
釣りをしている僕の耳元に、背後から、小さな女の子の声で
「どうしてなの?」
と聞こえたりした。
あのね。
こっちが聞きたいの。
その後メバルの季節も終わりここには来なくなった。
夏が過ぎ秋が過ぎまた冬がきて少しその記憶が薄くなった頃、僕はまたここに戻ってきた。
なにしろ素晴らしいポイントなのだ。27upが40本なのだ。そちらの記憶が勝ったのだ。
幸いそれからは何も起こっていない。あれはたまたまだったのだ。
何かの「間違ったゆがみ」のようなものだったのだ。
そう思う事にした。していた。
この日。
ルアーをジグヘッド2.6g+GULPベビーサーディンに替える。でかいのはdeepにいる気がした。
「でれば確実にでかい」ラインを何度もしつこく通すがでない。
相変わらずテトラ際を通すと22cm程度ならぽつぽつ釣れる。
かなりの時間を使ってあらゆる角度深さを探り続けるが釣れるのはやはりテトラ際のシャローだけだ。
また1匹23cmのプリが釣れた。ジグヘッド丸呑みだ。
25はアフターで23はプリなんだな。2009/1/28のここはそういうタイミングなのだな。
数メートル程横にテトラを乗り換える。こちらにはテトラ帯からぽつんと離れてひとつテトラが出ている。
この沖側も堅いラインだ。2m程沈めてゆっくりと引いてくる。
もぞ…。
渋い渋いあたりにすかさずあわせを入れる。
どん!
!!でかいか!?
しかしリールを数回巻くとぷっと外れてしまう。
あー。
26か7である。食い方が渋い。
同じラインに再び投げる。何度か通すとまた
もぞ…。
今度はスウィープにあわせた、が、重さが乗った瞬間またぷっと外れた。
同じぐらいの大きさだった。
…明確に見えてきた。
23はプリだ。ジグヘッドも丸呑みにする活性がある。
25はアフターだった。唇一枚だ。活性は低い。
26~7は間違いなくアフターだろう。食いも浅い。GULPでさえ半分しか食わない。フックがかすめるだけだ。
アフターの個体はスポーン直後の疲れでテトラ帯で一服している。
積極的にえさをとる気分では全くない。
しかし目の前を通ればせっかくだからと何となく口を使う。
それ以上の大きさの魚は…。
とっとと沖に行っちゃった。w
wっている場合ではない。いやいやながらでも口を使うのなら何としてでも獲ってやるまでだ。
ジグヘッドを2gに落とす。ワームは…えーと…GULP。これ以外に何があるのだ。
また同じラインを深さを変えて何度も通す。集中する。かなり気合いがはいってきた。乗ってきた。
手に全ての感覚を、髪の毛1本のあたりでも逃すかと集中させる。
極度に集中すると、僕は空を見る。だらんと首の力を抜き、目を半開きにしてぼんやり空を見る。
手にしたロッドとリールは消え、感覚だけが全身を占める。乗ってくるとそうなる。
その時だった。
緑色の花火が上がった。正確に言うと花火の「火の粉」のようなものだった。
50m程沖の海上に、緑色の火の粉が、ひゅぅ~と上がり
放物線を描き下に落ち
落ち切る前に横に移動し、糸を引いてすぅぅ~と消えた。
……。
………なに…?…いまの…。なに?
識者に聞いてみよう。
(1)大槻教授⇒これこそプラズマですよ。冬の日本海には多いんだ。実験でも同じものできるよ。
(2)矢追純一氏⇒これは間違いなくUFOですね~。大きさからして偵察機ですよ。ビデオ撮ったぁ?
(3)稲川淳二氏⇒ぅぁぁあああぁ~やだよ~やだよ~やめてよ~。まずいな~まずいな~。
僕の意見は断然(3)である。間違いない。
背筋にぞくぞくっと悪寒が走った。やばい。逃げろ。
こえ~。こえ~。だめだやっぱり、ここ。
急ぎながらもしっかりと足場を確認してテトラを渡る。一歩一歩岩を登る。足ががくがくしてくる。
車にたどり着く。エンジンをかける。反射的に時計を見た。
23:53。
あと7分いたら、と、思うと…。
2007/1/2も、前触れがいくつもあったのだ。気のせいだと無視していて、0:00を迎えたのだった。
明るいところに行きたい。コンビニに向う。コンビニは信じられないくらい明るい。違う世界だ。
男の焼きそばなどというものを買い車内でむさぼる。気がつくと腹が減っていた。
またあそこに行けるだろうか?自問する。
0:00さえ外せば…。自答する。
…なんて、ばか。
⇒バーブレス君。いっしょに行って下さい。2月は僕月曜全部休みだから。
しかしまだ釣りはしたい。さっきの乗った感覚が残っている。
どこへ行こうかな。
あそこがいいな。明るいし。
僕は「奇跡の海水浴場」に向った。
ここは旅館街の何の変哲もない小さな海水浴場である。
テトラが囲み10m程の開口部がある。
近くの漁港の明かりに照らされ明るい事が長所か。影もたくさんあるし。
こんなところ。
分かる人は分かるね。
しかし、実は、やすやさんの「尺メバルトーナメント」に登録している4本のうち
実に3本がここなのである。1本が海水浴場内で2本が外テトラだ。
海水浴場内で釣れるとなれば車から降りて30秒の場所である。そこで28cmが釣れるのである。
年初にバーブレスさんと訪れた際には開口部で推定尺もばらしている。
奇跡と言わずして何といおうか。
しかし。
この日の状況は幽霊テトラと似たり寄ったり。
20~23cmは数釣れた。23はやはりプリだった。
1本まともなやつ。25cm。
やはりこれもアフターである。
このあたり一帯は今はこんな感じなのである。
午前2時。終了。8時間も釣りをしたのは久しぶりだった。
いろいろあって楽しい日だった。
「ある条件」が来る事が待たれる。
それが来ると水面で爆る25cmのそのボトムに、でかいやつが潜むのだ。
今日も釣りに行く。その条件を探してさまよう事になると思う。
しかしこの釣行以来、体の調子が悪いのだ。肩と首が重く頭痛が激しい。
やだな、と思う。ほんとに。あれは。
TACKLE DATA
ROD/Glamour Rock Fish TR83deep
REEL/EXIST2004
LINE/Daiwa Emeraldas SENSOR 0.5号+7lbフロロ
Moon DATA
チヌを逃し、しばらくその場でぼんやりした後、降りたテトラを這い登る。
登れないかも、と思ったテトラだったが何とかなるもんである。
テトラには必ずルートがある。どこから始めたとしても。
あそこに行きたいと思って行けなかった事は1度も無いのだ。
FGを編み直しキャスティングを再開する。ここで海の様子が少し変わってきた事に気付く。
べたべたの凪ぎであったのが波立ってきた。ざばんざばんとスパンの短い波である。
風は出ていないので潮の流れの影響であろうと思う。
同時に、夜光虫が光り始めた。黄緑にぽつんぽつんとかなり大きく光るタイプである。
この夜光虫は好きだ。青い細かい夜光虫はよろしくないがこのタイプには良い記憶がある。
そろそろか。
ボトムの釣りは中断しジグヘッド+GULPのまま水面から中層を探る。
ここん。
あたりがあったが外してしまう。
もう一度同じ場所。
同じようにあたり20cmが釣れてくる。テトラにかなり近い場所だ。
反応は出始めたようだ。
テトラに沿って投げる。ギリギリだ。竿を立て、できうる限りのデッドスローで巻いてくる。
とぅるる。
気持ち良いあたり。やや大きいか。良く走ってくれる。
22cm。
このメバルは回遊してきたのか?テトラから出て来たのか?いつもの疑問が湧く。
6月の昼間に穴釣りでメバルを爆釣した事がある。尺まで出た。
ああ、メバルってテトラの中にいて夜出てくるのか。
その時はそう思ったが冬には穴で釣れた事は無い。
どうなんだろう?
ねぇ、舌”くん。
ルアーを替える。ハードルアーで釣りたい。
出て来て頂くか、大御所に。
「多い日夜用 グリーンメタリックレッドヘッド」
沖に投げるが反応はない。やはりまだテトラ際だ。右側のテトラギリギリ。
コツ…ン。と消えそうなあたり。
スウィープにあわせる。乗った。
テトラから引きはがす。ようやくまともなサイズか。
やっぱこのルアーは強い。
25cm。リアフックがくちびるの皮一枚。
なんかものすごくいやいや食ってきたような風情。
「くおかなーくわんとこかなーちょとなめてみようかなーどしよかなー」
などと着いてきてるうちに掛かってしまったのである。かわいそうに。
スポーニング絡みのこの時期、プリかアフターかは興味のあるところ。
この魚はアフターである。腹ペちゃで肛門が少し出ている。
25cmはアフターであるか。じゃあもっと大きいのはどアフターだな…。
基本的にスポーニングは大きなやつから始まるんである。
あくまでも「基本的に」だが。
その後22cm程度が何匹か掛かる。こいつらはみなオスだ。腹は細いが引き締まっている。
1匹23cmが釣れてこれはメスのプリだった。
海況は上向いてきたようだ。
電気浮きが流れてきた。ヤリイカの仕掛けがブレイクしたのだろう。
ぷかぷかとかなりの速度で左から右に流れて行く。いつもの潮だ。動き始めた。
ふと幽霊テトラの方を見るとヤリイカ師が帰って行くところだ。これからなのにぃ。
じゃあ行くか。幽霊テトラ。本当の爆発はそこで起こる。この潮の時に。
幽霊テトラ。
以前にもすこし書いたが2007/1/2に僕はここで幽霊を見たのだ。
信じられない爆釣が続き、そろそろ食いが渋くなりかけた頃。
なぜか仕掛けが次々と切れ始めた。何に引っ掛かったわけでもラインに傷があったわけでもない。
リトリーブしているとふと軽くなり、上げてみるとルアーが無いのだ。
それを何回か繰り返し、???と何度目かの仕掛けを作っている時。
テトラの上で海に背を向けてしゃがみ込んだ僕の横を
白い布が、ふわっとひらめき海に向って通過して行ったのだ。
着物の裾だと思った。
なぜかはっきりと女性だと分かった。
暖かい風圧が頬を洗った。
いらいらした感情がまっすぐに伝わった。
道具を引っつかみ逃げた。汗だくでテトラを渡り岩を登り車に乗り込みエンジンをかけた。
車の時計は0:05。その瞬間はおそらく0:00ぴったり。そのあたりだ。
それ以来真夜中のここには一人では来られなくなった。誰かといっしょに何回か入ったが気持ち悪かった。
その誰か(バーブレス君)がそこで撮った僕の後ろ姿の写真にはびっしりと白い球体が写り込んでいた。
ここだけではない。その数日後、ついさっきまで立っていたテトラでも、夕方、まだ早い時間
釣りをしている僕の耳元に、背後から、小さな女の子の声で
「どうしてなの?」
と聞こえたりした。
あのね。
こっちが聞きたいの。
その後メバルの季節も終わりここには来なくなった。
夏が過ぎ秋が過ぎまた冬がきて少しその記憶が薄くなった頃、僕はまたここに戻ってきた。
なにしろ素晴らしいポイントなのだ。27upが40本なのだ。そちらの記憶が勝ったのだ。
幸いそれからは何も起こっていない。あれはたまたまだったのだ。
何かの「間違ったゆがみ」のようなものだったのだ。
そう思う事にした。していた。
この日。
ルアーをジグヘッド2.6g+GULPベビーサーディンに替える。でかいのはdeepにいる気がした。
「でれば確実にでかい」ラインを何度もしつこく通すがでない。
相変わらずテトラ際を通すと22cm程度ならぽつぽつ釣れる。
かなりの時間を使ってあらゆる角度深さを探り続けるが釣れるのはやはりテトラ際のシャローだけだ。
また1匹23cmのプリが釣れた。ジグヘッド丸呑みだ。
25はアフターで23はプリなんだな。2009/1/28のここはそういうタイミングなのだな。
数メートル程横にテトラを乗り換える。こちらにはテトラ帯からぽつんと離れてひとつテトラが出ている。
この沖側も堅いラインだ。2m程沈めてゆっくりと引いてくる。
もぞ…。
渋い渋いあたりにすかさずあわせを入れる。
どん!
!!でかいか!?
しかしリールを数回巻くとぷっと外れてしまう。
あー。
26か7である。食い方が渋い。
同じラインに再び投げる。何度か通すとまた
もぞ…。
今度はスウィープにあわせた、が、重さが乗った瞬間またぷっと外れた。
同じぐらいの大きさだった。
…明確に見えてきた。
23はプリだ。ジグヘッドも丸呑みにする活性がある。
25はアフターだった。唇一枚だ。活性は低い。
26~7は間違いなくアフターだろう。食いも浅い。GULPでさえ半分しか食わない。フックがかすめるだけだ。
アフターの個体はスポーン直後の疲れでテトラ帯で一服している。
積極的にえさをとる気分では全くない。
しかし目の前を通ればせっかくだからと何となく口を使う。
それ以上の大きさの魚は…。
とっとと沖に行っちゃった。w
wっている場合ではない。いやいやながらでも口を使うのなら何としてでも獲ってやるまでだ。
ジグヘッドを2gに落とす。ワームは…えーと…GULP。これ以外に何があるのだ。
また同じラインを深さを変えて何度も通す。集中する。かなり気合いがはいってきた。乗ってきた。
手に全ての感覚を、髪の毛1本のあたりでも逃すかと集中させる。
極度に集中すると、僕は空を見る。だらんと首の力を抜き、目を半開きにしてぼんやり空を見る。
手にしたロッドとリールは消え、感覚だけが全身を占める。乗ってくるとそうなる。
その時だった。
緑色の花火が上がった。正確に言うと花火の「火の粉」のようなものだった。
50m程沖の海上に、緑色の火の粉が、ひゅぅ~と上がり
放物線を描き下に落ち
落ち切る前に横に移動し、糸を引いてすぅぅ~と消えた。
……。
………なに…?…いまの…。なに?
識者に聞いてみよう。
(1)大槻教授⇒これこそプラズマですよ。冬の日本海には多いんだ。実験でも同じものできるよ。
(2)矢追純一氏⇒これは間違いなくUFOですね~。大きさからして偵察機ですよ。ビデオ撮ったぁ?
(3)稲川淳二氏⇒ぅぁぁあああぁ~やだよ~やだよ~やめてよ~。まずいな~まずいな~。
僕の意見は断然(3)である。間違いない。
背筋にぞくぞくっと悪寒が走った。やばい。逃げろ。
こえ~。こえ~。だめだやっぱり、ここ。
急ぎながらもしっかりと足場を確認してテトラを渡る。一歩一歩岩を登る。足ががくがくしてくる。
車にたどり着く。エンジンをかける。反射的に時計を見た。
23:53。
あと7分いたら、と、思うと…。
2007/1/2も、前触れがいくつもあったのだ。気のせいだと無視していて、0:00を迎えたのだった。
明るいところに行きたい。コンビニに向う。コンビニは信じられないくらい明るい。違う世界だ。
男の焼きそばなどというものを買い車内でむさぼる。気がつくと腹が減っていた。
またあそこに行けるだろうか?自問する。
0:00さえ外せば…。自答する。
…なんて、ばか。
⇒バーブレス君。いっしょに行って下さい。2月は僕月曜全部休みだから。
しかしまだ釣りはしたい。さっきの乗った感覚が残っている。
どこへ行こうかな。
あそこがいいな。明るいし。
僕は「奇跡の海水浴場」に向った。
ここは旅館街の何の変哲もない小さな海水浴場である。
テトラが囲み10m程の開口部がある。
近くの漁港の明かりに照らされ明るい事が長所か。影もたくさんあるし。
こんなところ。
分かる人は分かるね。
しかし、実は、やすやさんの「尺メバルトーナメント」に登録している4本のうち
実に3本がここなのである。1本が海水浴場内で2本が外テトラだ。
海水浴場内で釣れるとなれば車から降りて30秒の場所である。そこで28cmが釣れるのである。
年初にバーブレスさんと訪れた際には開口部で推定尺もばらしている。
奇跡と言わずして何といおうか。
しかし。
この日の状況は幽霊テトラと似たり寄ったり。
20~23cmは数釣れた。23はやはりプリだった。
1本まともなやつ。25cm。
やはりこれもアフターである。
このあたり一帯は今はこんな感じなのである。
午前2時。終了。8時間も釣りをしたのは久しぶりだった。
いろいろあって楽しい日だった。
「ある条件」が来る事が待たれる。
それが来ると水面で爆る25cmのそのボトムに、でかいやつが潜むのだ。
今日も釣りに行く。その条件を探してさまよう事になると思う。
しかしこの釣行以来、体の調子が悪いのだ。肩と首が重く頭痛が激しい。
やだな、と思う。ほんとに。あれは。
TACKLE DATA
ROD/Glamour Rock Fish TR83deep
REEL/EXIST2004
LINE/Daiwa Emeraldas SENSOR 0.5号+7lbフロロ
Moon DATA
そいつはコーティング薄かったからなぁ。
いつでも補充しに来てね。
もう幽霊テトラは封印したら?
最近僕は、脚力ダウン&体重アップ&冬になると膝痛い・・・という3大疾病に侵されておりますので、あそこ またぐことができるか心配です。
それでも「来い!」と言われれば行くけど。
そうや、隣の岩から見守っててあげるわ。
ただ、今度の月曜は朝から用事があるので、やっても夜中に少しだけ、ですね。
しかし、今、大きいメバル釣るのは至難の業やね。
ちょうど谷だな。
つーさんの分析どおりだと僕も思う。
幽霊テトラ、怖そうですけどデカイの釣れるなら行ってみたいですね!!
去年からメバルを始めたんですけど、
まだ20cm超えたことありません。
いろんな人のブログなどを見て参考にしています。
つーさんのブログ、かなり勉強になります。
今後も濃い内容期待してます。
いつも楽しみに拝見させていただいております。
自分もメバルをしますが、つーさんのように考えながら釣りをするのが苦手なもので、いつも貧果ばかりです。
つーさんのノウハウを勉強しながら、これからは釣りに挑みたいと思ってます!
是非機会があれば、直接ご指導してやってください。
やすやで見かけたら今度、声掛けますね!
テトラにタイトが続き、そうだね傷ついてきたね。
でもほんとこれは良く釣れる。この日もハードで釣れたのこれだけだったよ。
なんでだろう、なんて言ったら、テスター失格だよな。
このルアーの釣れる理論が知りたい。
幽霊テトラ。多分また行くと思う。
0:00さえ外せばと本気で思っている。
あそこはやはり底知れない可能性を感じるんだ。
やっててロマンを感じるの。
岩壁の向こう、もそうだけど。
3大疾病、僕も全くおんなじです。
思い出したようにヒンズースクワットしたり
会社でも階段にしたり、微妙にトレーニングしています。
幽霊テトラ。これで3度目。
やっぱり一人で行かないほうがいい。
(3)正解。
稲川淳二だって嫌がるよ。
危ないね。気をつけていてもどうにもならない力が働いている場所なんだよ。彼等の場所にはつーさんがいると邪魔なんだろうなぁ。。きっと。
釣りをあまりよく分かっていない私が読んでいても自分が釣りしているような感覚になります。
しかも釣れそうな気さえする。
うずうず。うずうず。
きっと行けない人はみんな思っているはず。
一昨年前のシーズンはメバルわんさか釣れていたのに、昨年、今年とあまり賑やかじゃないみたい・・・。
デカメバルいなくなっちゃたんだろうか。。
「ある条件」が満たされた時に期待!
恐いけどでかいのが釣れるので行きたい。
まさにその通りです。
懲りないと言うか馬鹿だと言うか。
でもほんとこの場所が好きなんです。
僕のメバルの原点だから。
20cm以上はまだですか。
僕も1年目はそうでした。
そしてひょっとするとずっとそのままだったかもしれない。
でも「幽霊テトラ」に出会って変わったんですよ。
見えなかったものが分かり始めたんですよ。
釣りと言うのは出会いです。何でもそうだけど。
人だけじゃなくて、場所とか道具とかある1匹の魚とか。
そういうのが何か見つけられると、世界が変わります。
まめに行く事ですね。そして意識しながら釣りをする事です。
えーと、越前の方ですか?
お噂はバーブレスさん経由で伺っております。
釣りたいっ!となれば考えざるを得ないんです。
それがあたってるかどうかではなくて。
1匹1匹の魚にはそれぞれ情報があって
それを積み重ねてあるひとつの世界が見えてくる。
全然外れてて例外なんてものもたくさんあるんですがそれすらも情報だと思っています。
それしてると飽きないですね。結局答えはないから。
いつまでも続けられるんですよ。自然相手のものってみんなそうなんですが。
やすやさんに出入りしている方々のお名前は知っているけどお顔と一致しないことが多いので失礼している事もあるかと思います。
お声かけ下さい。奥のテーブルで缶コーヒーでも飲みましょう。
でも拒否されてるんならなんでまた行きたくなるんだろう。行っちゃうんだろう。ほんとに魅かれるんだ、あそこ。
釣りをしている気分になったのなら書いた甲斐があるよ。
ありがとう。
冬のテトラの中、しっかりメバルはいます。
なぜなら、エサ釣りのおんちゃんが穴釣りでバッチリ釣ってました。
テトラ際で釣れることについてですが、満月の夜などもよくテトラ際で釣れます。
あの条件の時は、沖でよく釣れるのは何故なんでしょうね?
またよければ一緒に釣りに行った時にでも詳しくお話させてくださーい。
越前方面はまだメバル釣りに行ったことないんです…(家からかなり遠いんで)
サンデーアングラーなんで、週末天気悪いと釣りに行けないし…
今度、そちら方面のポイント教えて下さい。