イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

日光

2005-10-19 21:28:53 | Weblog


今日はいい天気だったね。

そういえば子供の頃、大人同士が近所で挨拶なんかするときに必ず「いいお天気ですね」とか「ハッキリしない天気で困りますね」なんて、いつもいつも天気の話ばかりしているのが実につまらなく思えたものだけど。でも実は、天気のことなら不用意に話をふっても誰も傷つくこともないし、そこにいる人同士なら同じ天気を共有しているから「そんなことありません」と思うこともめったにないし、っていう理由があるんだって知ってから、「天気の話」ってすごいなあと認識をあらためたんだっけ。

ところで今僕は何気なく、それと同じつもりで「いい天気だったね」って書いちゃったけど、ブログの場合はもしかしたらこれを読んでいる人のところでは雨だったり、曇りだったり、下手をすると「今日」がはじまってなかったり、するかもしれないんだね。それなのに僕はそういう距離感をものともせずに、まるで学校で隣の席にいる子に話しかけるような親しみを感じながら冒頭の言葉を書いちゃったりしている。なんだかとっても不思議だ。まあ、だから正確を期するなら、「今日はいい天気だったよ」ではじめるのが正しいことになるね。

久々に日光にあたると、なんだかじんわり自分の中に力が沸いてくるような気がして、お昼は芝生で食べたんだけど、これも僕の気のせいってだけじゃなくて、やっぱり人間も植物と同じように日光がいろいろ必要なんだそうだ。栄養をとっても、日光に当らないとうまく働かなかったりするらしいよ。だから、「日照権」なんていうのも、気持ちの問題だけじゃないのかもしれない。

それにしても、天気だの太陽の光だの、そういうものだけは、等しく皆にあるものだから・・・って考えた昔の人たちも、まさか日の当る量や時間をめぐって人がもめる日が来るとは思わなかっただろうね。とりあえず、少なくとも今の僕は天気のいい時に外に出れば、どこに住んでいても大体日光浴ができるんだから、その贅沢をうんと味わっておこうと思うんだよ。願わくば一生この贅沢を享受できますように。