イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

賛美歌

2005-10-09 22:52:38 | Weblog


天気もよくないし、今日はまとめてポスターやチラシ(フライヤーなんてたいそうなものじゃないからチラシでいいんだよ)を描きあげちゃおうと思ったので、あんまり邪魔にならない音楽でもかけようと思ってCDラックを探したら、覚えのないやつが出てきた。賛美歌をハンドベルやオルゴールなんかで演奏したやつ。ひょっとすると華子が持ってきて忘れていったのかもしれない。

なんとなくかけてみたら、結構知っている曲ばかりで、しかも頭の中でちゃんと歌詞をつけている自分がいてちょっとびっくりしちゃった。賛美歌なんか歌ったのは子供のころのことだから、我ながらずいぶんと記憶力がいいものだと思う。しかも当時は意味もよくわからないで覚えていた歌詞が、・・・たとえば「あめにはさかえ」が「天には栄え」だったんだって今になって認識できたことも感慨深い。

それにしてもこういった賛美歌を訳したのは誰だか知らないけど、日本語がとても美しいよね。僕は言葉っていうのは変わっていくのが当たり前だと思うけど、でもやっぱり昔の言葉がすっかり忘れられてしまったらそれも寂しいものだから、こうやって歌詞なんかで残っていくのはいいことなんじゃないかと思う。

ところで僕が子供のころなぜ賛美歌を歌っていたかというと、日曜日に近所の教会に友達と遊びに行っていたからだ。礼拝よりもその後にいつも手作りのお菓子を出してもらえるのがうれしくて、すっかりそれ目当てで行ってたんだけどね。友達は友達で、礼拝に出るともらえる綺麗なイラストのついた聖句のカードが欲しかったんだけど、まあ子供なんて概してそんなものさ。

とはいえそうやって教会でごちそうになったり、今も一応構内に教会があるような学校に行ってるのに、結局僕はクリスチャンじゃないという事実については、いささか後ろめたい気持ちがあったりもするんだけどね。