ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

来訪者

2006-08-06 01:55:41 | 思いつくままに
ツルスタに訪れる来訪者は、カエルだけではない。
ここを借りてから、20年の時がたつ、その間に、たくさんの猫たちが、ここを訪れた。
僕が猫好きで(それなのに、今は猫アレルギーで、猫を抱くと、体中に蕁麻疹が広がる)餌をやり、マタタビを与えるものだから、噂を聞きつけた猫が、後から後からやってくるのだ。
一年ほどで、もしかすると、事故にでも遭ったのかも知れない、姿を消してしまう野良猫や、十数年生き、たまに、元気だよ、と挨拶に来る飼い猫もいる。
今は、やはり十数年、ここら辺に住みついている、三毛の野良猫と、昔にもいた、やたらニャアニャア鳴く「鳴き猫」の子孫に違いない、チャトラと白の混じった猫が毎日のようにやってくる。
三毛の野良は、若い頃車に轢かれ、後ろ足の一本が、折れて固まったらしく、曲がらない。
それでも今は器用に走り、座り姿など、可愛くもある。
昔は僕と性格が合わず、おたがい無視していたこともあったのだが、今はおたがい穏和になったのだろう、結構仲良くなった。
野良なのに、頭などに触れさせるし、甘えても来る。
一度切りの一生、ほんの少しでも、幸せな時間を感じてくれたなら、それでいいのかな、とも思うのだ。
写真は2000年頃、二年ほどでいなくなってしまった、野良猫「キジー」頭のいい猫だった。
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