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金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

ギャラリー内での繕い その4

2017-10-29 16:48:28 | 陶器の繕い例
[追加の記事4 8/16]


3点の繕い品の続きです。

家に持ち帰って、長時間熱湯でボイルしてこんなに綺麗になりました。
でも、欠けた部分を接着したところは外れませんでしたね。
少しずれがありますが、仕方がありませんね。
この状態から繕いスタートです。


欠けた部分のベース作りと、貼り合わせた部分にも少し段差が目立たない処理をして。


このフクロウの鉢は、妻が「新うるし」を使って色合わせをしてくれました。
色合わせは、「私の方が上手いから」と自信を持っています。


こんな仕上がり、繕いの箇所、全然目立たないですね。


この器、白化粧を使っているので、口辺に細かな欠けがいっぱいあって。
白の「新うるし」を使ってそれらの補修もしています。


二つの破片の接着は完璧です。
私としては、仕上げに本漆と銀粉を蒔いて仕上げたいところですが、依頼者はそこまでしなくていいと。
いい品物なのにね。
もう少し手入れが要ります。


この品物、「新うるし」の白や青などを使って繕い完了です。


欠けた部分もこんな風に仕上がって。
これも銀粉などを使いたかったですがね。


こちらも完了です。
「新うるし」で色合わせをした部分は、食器ですので、「本透明」でコーティングしています。


このフクロウの鉢も、とてもいい仕上がりになりましたね。
今日あたり引き取りに来られるのでしょうね。
喜んでもらいましょう。

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