最近もいろんな繕いがある。
先ずは、近所の知人からの依頼。
茶道に使う水差しの蓋。
何かの接着剤で処理してあるが、とても拙い繕いだ。この状態で譲ってもらったとか。
先ずは、この処理された接着剤を剥がすことから。
ボイルし続けると剥がれてきた。

とても綺麗になってよかった。
ほとんど使われていないのか、とてもきれいな状態の品物だ。
そのあと、いつものアラルダイト処理。
今回、これは混ぜ物なしでアラルダイトだけで接着させる。

半日ほど乾かして、そのアラルダイトのはみ出た部分を剃刀でそぎ落とす。
そのタイミングがとても大事だ。
ゴムのような柔らかい段階で。

こんな風に綺麗に剥がれます。

その後、日を置いて黒漆での処理。

取っ手の部分も。

そして、銀粉を蒔く。
本漆を使う時は、消粉ではなく、丸粉とか平極とかの重いものを使う。
持ちが消粉とは全く違うのだ。


この後、2、3日置いて、いよいよ仕上げで最後にいつものように鯛の牙で磨いて完了だ。
消粉を使った場合、磨く処理なんてできない。
最初の拙い接着剤で処理されたものとは雲泥の差。
喜んでもらえるだろう。
近く地域の文化祭で繕いの会「器再楽(きさら)」のPRコーナーもあるので、その時の展示作品にさせてもらう予定である。


先ずは、近所の知人からの依頼。
茶道に使う水差しの蓋。
何かの接着剤で処理してあるが、とても拙い繕いだ。この状態で譲ってもらったとか。
先ずは、この処理された接着剤を剥がすことから。
ボイルし続けると剥がれてきた。

とても綺麗になってよかった。
ほとんど使われていないのか、とてもきれいな状態の品物だ。
そのあと、いつものアラルダイト処理。
今回、これは混ぜ物なしでアラルダイトだけで接着させる。

半日ほど乾かして、そのアラルダイトのはみ出た部分を剃刀でそぎ落とす。
そのタイミングがとても大事だ。
ゴムのような柔らかい段階で。

こんな風に綺麗に剥がれます。

その後、日を置いて黒漆での処理。

取っ手の部分も。

そして、銀粉を蒔く。
本漆を使う時は、消粉ではなく、丸粉とか平極とかの重いものを使う。
持ちが消粉とは全く違うのだ。


この後、2、3日置いて、いよいよ仕上げで最後にいつものように鯛の牙で磨いて完了だ。
消粉を使った場合、磨く処理なんてできない。
最初の拙い接着剤で処理されたものとは雲泥の差。
喜んでもらえるだろう。
近く地域の文化祭で繕いの会「器再楽(きさら)」のPRコーナーもあるので、その時の展示作品にさせてもらう予定である。



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