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金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

次の繕いの依頼

2021-12-20 12:00:41 | 磁器の繕い例
次の繕いの依頼は、妻の従妹からです。
少し欠けた部分がある磁器2点です。

 
さあ、スタートです。
エポキシの接着剤に小麦粉を混ぜたものでベース作りです。

 
接着剤が乾いたら、ヤスリなどできれいに整形です。

 

水ペーパーも使って。

 

そして、黒艶漆を塗って。

 

銀の丸粉(3号)を蒔いて。

丸粉は塗られた漆の部分を沈んでいくので、何回も蒔いて。

 

さあ、いいですかね。

このあと、漆を乾かして。

今の時期気温が低いので、ホットカーペットの上がいいですね。

ビニール袋に濡れたペーパーを入れて。

漆が乾いた後、生漆をテレピンでうんと薄めたもので粉固めの処理です。

写真を撮るのを忘れていますが。

それを3回繰り返して。

丸粉を使うととても日数がかかりますね。

 

そして、最後の工程の磨きです。

木綿でよく磨いた後、鯛の牙(たいき)で磨きます。

ピカッと光沢が出て。

 
仕上がりました。