さて、今日で2009年は終わりですね。
皆さん今年はどんな年でしたか?
僕はぶどう栽培、ワイン醸造の仕事に携わるようになって2年目。そして醸造家としてデビューの年でした。率直な気持ちとしては「楽しかった」です。
どうもこういう時って「こんなに大変だった」「こんな苦労をした」というようなエピソードを話さなければいけないような雰囲気がありますが、僕はそんなのどっちでもいいです。素直な気持ちで「楽しかった」ですから。決して軽い気持ちなんかではありません。重くもないですけどね。
もちろん悩んだ事もたくさんありました。ワイン醸造の現場は常に決断の連続です。常に目の前に道が別 れていて、どっちを選んだかで全く違うスタイルのワインができます。つまり「自分がどんなワインを作りたいのか」それに全てかかっている訳です。悩まない訳がありません。でも今思い出すと「楽しく悩んでいた」そんな気がします。
今年の4月に僕が所属する県内中小ワイナリー後継者集団「アサンブラージュの会」に入会しました。その入会後の最初の集まりで、僕がメンバー全員に一つ質問したら、全員から違う答えが返ってくるという事がありました。みんな目指しているスタイルが違う、だから製法が違う。当然な話ですが、当時の僕は正直戸惑いましたね。自分にはまだなんのスタイルもないから。「早く自分のワインを作れ」とよく言われました。
だから「一人の醸造家としてどうするか」「マルサン葡萄酒の醸造担当としてどうするか」をよく考えました。答えはぼや~っと見えて来た程度、文章にする程見えていません。今後の目標はそれをはっきり見出すこと、そして形にする事ですね。作りながら来年の事を考えられた事が自分でも驚きました。こうやって悩んで、考えて、もちろん人の助けを借りてワインを作っていくんだなと思いました。
おっと、ワインだけを考えている訳ではないですよ。食用ぶどうの栽培も、内容の濃い時間が過ごせました。畑に出ている時間は非常に充実して時間です。自然の中で働く事がこんなに素晴らしいとは思いませんでした。毎日飯がうまいうまい。
社長は、30年以上も栽培に力を入 れてきた人です。そして、いつも家にお茶を飲みにくる近所の農家のおじさん達も同じ。その職人達の一言一言は、栽培に関して真っ白な僕に とって格言だらけでした。
だから僕はワインだけが大事なのではないです。ワインと果樹園の両方です、両方。この甲州の街で日々の生活の中でぶどうを栽培して、ワインを醸造している。確かにそれで給料をもらっているので「仕事」ではありますが、決して特別な事ではなく「農家」としての生活の一部なのです。
山梨県に遊びに来る皆さん、皆さんには僕らの日々の生活を感じてもらいたいと常に思っています。東京からすぐのこの場所で、都会では味わう事のできない時間、空気、匂い、人がいます。気持ちよく帰って、そしてまた山梨に遊びに来てもらいたいのです。そんな事を考えながら毎日このブログを更新してきました。
こんな薄っぺらな内容しか書かないブログでも、呼んでくれる人がいるのは本当に嬉しいです。
明日からは2010年、また楽しい日々の始まりです。2010年が皆さんにとって素敵な年になりますように。僕は大丈夫、楽しむ事に関しては天才的ですから。素敵な時間過ごせちゃいますから。あっはっは。
それでは、2010年も若尾果樹園・マルサン葡萄酒をよろしくお願いします。
皆さん今年はどんな年でしたか?
僕はぶどう栽培、ワイン醸造の仕事に携わるようになって2年目。そして醸造家としてデビューの年でした。率直な気持ちとしては「楽しかった」です。
どうもこういう時って「こんなに大変だった」「こんな苦労をした」というようなエピソードを話さなければいけないような雰囲気がありますが、僕はそんなのどっちでもいいです。素直な気持ちで「楽しかった」ですから。決して軽い気持ちなんかではありません。重くもないですけどね。
もちろん悩んだ事もたくさんありました。ワイン醸造の現場は常に決断の連続です。常に目の前に道が別 れていて、どっちを選んだかで全く違うスタイルのワインができます。つまり「自分がどんなワインを作りたいのか」それに全てかかっている訳です。悩まない訳がありません。でも今思い出すと「楽しく悩んでいた」そんな気がします。
今年の4月に僕が所属する県内中小ワイナリー後継者集団「アサンブラージュの会」に入会しました。その入会後の最初の集まりで、僕がメンバー全員に一つ質問したら、全員から違う答えが返ってくるという事がありました。みんな目指しているスタイルが違う、だから製法が違う。当然な話ですが、当時の僕は正直戸惑いましたね。自分にはまだなんのスタイルもないから。「早く自分のワインを作れ」とよく言われました。
だから「一人の醸造家としてどうするか」「マルサン葡萄酒の醸造担当としてどうするか」をよく考えました。答えはぼや~っと見えて来た程度、文章にする程見えていません。今後の目標はそれをはっきり見出すこと、そして形にする事ですね。作りながら来年の事を考えられた事が自分でも驚きました。こうやって悩んで、考えて、もちろん人の助けを借りてワインを作っていくんだなと思いました。
おっと、ワインだけを考えている訳ではないですよ。食用ぶどうの栽培も、内容の濃い時間が過ごせました。畑に出ている時間は非常に充実して時間です。自然の中で働く事がこんなに素晴らしいとは思いませんでした。毎日飯がうまいうまい。
社長は、30年以上も栽培に力を入 れてきた人です。そして、いつも家にお茶を飲みにくる近所の農家のおじさん達も同じ。その職人達の一言一言は、栽培に関して真っ白な僕に とって格言だらけでした。
だから僕はワインだけが大事なのではないです。ワインと果樹園の両方です、両方。この甲州の街で日々の生活の中でぶどうを栽培して、ワインを醸造している。確かにそれで給料をもらっているので「仕事」ではありますが、決して特別な事ではなく「農家」としての生活の一部なのです。
山梨県に遊びに来る皆さん、皆さんには僕らの日々の生活を感じてもらいたいと常に思っています。東京からすぐのこの場所で、都会では味わう事のできない時間、空気、匂い、人がいます。気持ちよく帰って、そしてまた山梨に遊びに来てもらいたいのです。そんな事を考えながら毎日このブログを更新してきました。
こんな薄っぺらな内容しか書かないブログでも、呼んでくれる人がいるのは本当に嬉しいです。
明日からは2010年、また楽しい日々の始まりです。2010年が皆さんにとって素敵な年になりますように。僕は大丈夫、楽しむ事に関しては天才的ですから。素敵な時間過ごせちゃいますから。あっはっは。
それでは、2010年も若尾果樹園・マルサン葡萄酒をよろしくお願いします。