甲州市だけで流れているローカル局があります。
そこでワインツーリズム直前にこんなCMが流れていました。
(「なんでぇ?」って山梨の方言で「何?」って意味)
これ、誰に対するメッセージだったのかとツーリズムが終わって考えてみた。
お客さん?街の人?ワイナリー?
答えは薄っすら出てきているかもね。
ツーリズム直前に、ワイナリー担当者と休憩スポットで協力してくれる街の人達が顔を合わせる事があったんです。
毎年顔合わせはあったけど、ホントに顔を見合わせるだけ。事務的な確認をするだけ。
でも今年は違った、大きく。
「私たちは○○地区の空き地でパンを出します」
「あの施設を借りてワインセミナーをやります」
「ピザを焼きます」
「コーヒーを入れます」
「ほうとうを振る舞います」
「オリジナルのマップを作った。そして街の名物人をチェックポイントにした人スタンプラリーをします」
これらの話を聞いているワイナリー担当者は「ほうほう」と頷く。
ワイナリーが街に目を向けた瞬間だった。凄くワクワクした。
とは言っても、ワイナリーが地域を無視してきた訳ではない。決して。
長い長い歴史の中で出来上がってしまった大きな流れがこの街にはある。
良い事も悪い事も。
ワインは確かにこの街の主役。でもその主役を支えているのは地域。
ワイナリーは単なる「点」。それら点を結ぶのは地域。
ワインはブドウが無ければ作れない。そこには栽培する人がいる。
ぶどうとワインに関わらなくても、街に住む人全員が産地を作っている。
点と線の象徴がワインツーリズムかも。
このイベントは続けますよ、ずっとね。魂が根付くまで。
それまでは「お祭り」でいいんです。
あ、大切な事忘れていた。
参加された皆様、どうもありがとうございました。
まだまだ発展途上のイベント。色々な意見を聞かせてください。
来年も待っていますよ~。