季節の変わり目ですね、そんな空気感じていますか?山梨県甲州市勝沼の若尾果樹園・マルサン葡萄酒の辻です。
今日はアジロンダックというブドウを使った赤ワインのビン詰め。
これは前にも書いたけど、委託醸造と言って農家さんがブドウをうちに持って来て、うちがワインにして、ほぼ原価だけもらって
ワインで返すというシステム。
でもアジロンに限っては、売ったワインを逆に何本かうちが買い取って売店で売るのです。
朝早くからビン詰め開始。
お茶の時間も大事。
あ~でもない、こ~でもないって話ている雰囲気が心地よかったりする。
全部で約2800本。この内約400本をうちの分にしました。
残りは農家さんがみ~んな持って帰っていきましたとさ。
話は変わって昨日の夜、僕が実行委員で関わっている「ワインツーリズム 2010」のボランティア会議がありました。
当日ボランティアとして動いてくれる方々が集まって、勝沼朝市のボス高安氏の指揮の元、議論を重ねます。
写真手前はいつもお世話になってます!新田商店のご主人。
僕は話を聞いているだけだったけど、なんだかね、いろんな気持ちが芽生えましたね。
この人達のお蔭でワインツーリズムがなりたっているんだなあとか。
このイベントは単なるワイナリーのお祭りじゃないんだなとか。
本当の意味での産地形成ってなんだろうとか。
ワイナリーとして、地元に還元できることってなんだろうとか。
云々。
うちはワイン屋でブドウ屋で、家族を食わせている術として、そして仕事としてワインとブドウを作っているんだけど
それだけじゃないんだな。
この街でワインとブドウを作っている意味というか意義がきっとあって、それを何らかの形でこの街に恩返しをする必要が
あるはずだ。
今日ビン詰めしながら、農家さん達の顔を見ながらもこの事を考えていた。
答えは見つからないよ、すぐにはさあ。
このイベント100回やろう!その頃には何かが形になっているよ。
☆美味しい御飯と美味しいワイン、そして素敵な音楽があれば僕は幸せだ☆