シャープの苦境を考える。

凋落パターンがメモリ半導体とよく似ています。
これからってところで韓国が大量生産して、価格ダンピングして市場をさらっていく。
国内工場でがんばった（既に過去形ですが）メーカーですが、競争相手が悪かった。
品質では負けないのですが、品質で売れるのは多分世界中で日本市場だけですよ。
他の国はもっとレベルが低い商品でもよいので、価格やデザインが最重要ですよね。
ここからは可能であればですが、
1.企業規模を縮小して、お金持ち相手の高級家電品（オーバースペック商品）のみ生産する。
　（どうせ大量生産、大量消費の企業は韓国から中国に数年で移行していきます。）
2.技術を更に磨いて、唯一無二の特殊部品メーカーになる。
（イメージとしては、村田製作所やロームのような・・）

このまま、日本企業の救済がないなら残念ですがもう終わりでしょう。（銀行次第）
ホンハイはシャープの足元を見ています。倒産までこのまま様子見でしょうね。（私でもそうします）

私の持論は、毎度言っていますが労働集約型企業はもう日本では成立しないということです。
大規模な生産工場を必要する企業は、中国、韓国以外のアジアに出て行くべきですね。