役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

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第187日公務員は「楽」は嘘ですよ。

2009年11月13日 23時39分40秒 | Weblog
今日帰りの電車の中で
大学生らしきグループが
来年から役所勤めが決まったとか
そういった話をしていまいた。

ほんとは
候補者名簿に記載されただけなんですけどね・・・。
次年度の予算が議決されないと採用はないですよ。

別に立ち聞きしたわけではないです。

耳がやたらに良くて
結構小さい音でも聞こえてしまうんです。

1人が、
公務員、いいなぁ~と
定時で帰れるじゃんと
一生安泰じゃんと

確かに仕事をしなくても
誰かが代わりにやってくれるし
できない輩は窓際部署に行くだけ。
働こうが否かどちらでも給料は一緒。
ボーナスは必ず出るし。

ただ、定時で帰れるなんてことは
今のご時世まず無い。

少数精鋭のもと人員削減しているので
やたら業務が多くなっている。

しかも厄介なのが4点。

中途半端なOAシステムのため
業務が複雑で繁忙化しているところ。

個人情報保護法絡みの条例や規則が
過大解釈され、やたら業務に規制が
掛けられているところと
手続きが煩雑なところ。

団塊の世代が大量退職している最中のため
計画性のない再雇用やアルバイト化及び
新人の大量採用で
業務引き継ぎがままならず
業務の滞りが発生しているところと
難題を先送りしているところ。

降って湧いてくる業務が多いところ。
たとえば、定額給付金。
自民党が急にすると言い出し
実施方法は地方に丸投げ。
考えるのは2~3人の担当者。
強く反対できない気弱な部署の
管理職がいる部署。
そこのどんな難題でも
なんとか形にできる有能な職員。
いっぱい仕事ほかに抱えて
兼務でする。
事実ですよ。

話はもとに戻って、
楽な部署もあるにはあります。
たとえば、市民課みたいな住民票を出す部署の
受付担当などは定時で帰れるでしょう。
ただ、
法令をたくさん覚えなければならないため
最初は死ぬ思いで勉強しなければなりません。

それと
あまり新人研修に期待してはいけません。
ハッキリ言って意味がないことします。
こんなんか公務員はっ
て思ったらいけません。

部署に配属されたらびっくり仰天。
学校のように教科書はない。
自分から聞かないと
ほとんど教えてもらえません。
自分で自分の居場所を切り開くこと
これをしないと生き残っていけません。

僕の経験ですが・・・
新人研修は最初の1週目だけ。
2週目からは現場で職員として窓口に出ます。

事務職が少ない部署に事務職で配属されたら
4月は前年度の最終支払いや出納整理の準備、
国庫補助金があれば実績報告・精算と新規申請やら
びっくりするほど難易度が高いことをやらされます。
また、4月1日契約してない業務は
契約や入札がある。
入札は大変です。
指名競争ならまだましですが
一般競争は公示から始めるので時間がかかる。
もし、そんな部署にあたったら
毎日深夜帰りになります。
冗談違いますよ。

忙しさでいえば
国の公務員は年中
みんなこんな感じですよ。

昔は人が多かったから
予算に詳しい誰かに聞けたけど
最近はみんな予算担当嫌がり
知らない人が多いから
ベテランでも頼りにならないことが多い。

それと、最近の傾向ですが
公務員に対する不当要求や攻撃が
激増しているところ。
オンブズマンや行政監視ボランティア等
情報開示請求が激増してます。

そんなこと思いながら
若い彼らを応援するように
心でアドバイスを送っていました。

まだ役所人間が抜け切れていない・・・
そんな自分が存在することに
少し意外に思いました。
15年走り続けたから仕方ないかぁ・・・。

がんばれ、若者!


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