役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

阿久根市長選で竹原氏が落選・・・残念でした。

2011年01月17日 00時30分17秒 | Weblog
鹿児島県阿久根市長選挙の投開票が
日曜に行われ前竹原市長が落選となりました。

個人的な意見ですが・・・・

竹原市長は
報道では、「専決処分」などを繰り返し
議会も開かずにめちゃくちゃしている とされていました。

以前のブログでも触れましたが、

反対派が多数を占める議会では
正しいことをやっても
必ず否決される・・・
実際に何度議会に掛けても
否決という結果・・・。

そのため
市長が専決処分と言う「ウルトラC」を強行した
 という事実はあまり報道されていません。

民主主義の世の中で
多数が必ず正しい判断が出来るとは限らないと言う
政治学者トクヴィルの仮説と同じような気がします。

議員の「視察」と称した豪遊出張や
民間と比して年収100万円以上も多い市職員の給与削減問題など
身内には甘い議員と市職員の中で
自分たちの身を削ることを議決するわけがない
出来るわけがないと思うのです。

それをやろうとしていたわけで・・・。

この結果、改正が難しくなったわけで・・・。

完全に報道とマスコミに
してやられたと言う感じが否めません。

もし彼がただの変人なら
市長に当選するわけがない。

私利私欲のためにしていたとは考えにくい。
専決処分を繰り返す行為が
なぜそこまで行われたのか
その背景には何が有ったのか
私はそれが大事に思うのです。

悲しいかな
選挙は微妙な僅差で落選してしまいました。
僅差と言うことは
やはり彼を支える人が多く存在していたということ。
そのことに少し安堵する気持ちです。

法令は人のために有るもので
それを「守るためだけ」に有るのではない。
所詮、人の作ったものであって
解釈の仕方や
屁理屈立てて都合の良いように誘導するのは日常茶飯事です。
 
彼だけが悪いとは私は思いません。

彼の主義主張が
最初から一貫している点をもっと評価するべきだと
私は思います。
組織と言う大きな壁に立ち向かって行くときは
いつでもどの時代でも
必ず大きな障害と障壁が立ちはだかります。
しかも、その障害や障壁は
法令遵守と慣例に守られ
かなり強固なものとなるのです。

江戸幕府から明治政府の時代もしかりです。

民主主義の恐ろしさの中に次のことが一つあります。

陰に隠れた正論が
情報伝達の偏りによって
多数という見えない「力」に
押し消されてしまうこと・・・。

落選したことはしょうがありません。
公の選挙結果ですから・・・。

ただ、
彼がしようとしたことに対して
その裏にある心裡を
私は評価したいと思います。
今までの行動は勇気あるすばらしい行いだったと
私は思います。

誰にでもできることではありません。

。。。。

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