役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

宗教の対立に思うこと

2010年09月12日 10時58分28秒 | Weblog
アメリカ合衆国では、
カリフォルニア州のある牧師が
モスレムのコーランを燃やすとか何とか
大騒ぎになっていましたが、
私はこの一連のニュースに
宗教って
本当に人の幸せを思って出来ているのかなぁ と
いささか疑問に思うのでした。

日本には、
毎週礼拝に行くとか
時間が来たらお祈りを捧げるとか
特定期間に断食があるとかいった
強烈な宗教は存在せず
国内で
戦争状態になるほどの「宗教」の対立は
ほとんど聞いたことが無い。

日本には
万物に神様が宿るという神道が
昔から信じられている・・・

これが一般的なような気がします。

神道は「宗教」とは少し違った感がします。

そんな時・・・
ふと、
学生時代のある会話を思い出しました。

大学生の頃だったか・・・

合衆国からの留学生に

「君は宗教は何?」と聞かれて

「私には、信じる宗教はありません。
    どちらかというと無神論者です。」
と答えた記憶が蘇りました。

すると彼は

「信じる宗教が無い?
 それは信じられないことです。」

「宗教というか
 日本には太古から神道というのがあって
 万物に神様が宿り、
 すべての事柄に感謝することが
 日本人のこころなのですよ。」

私は
彼に侮辱されたような言い方をされたので
とっさにきつい口調で言い返しました。
 
すると彼は、

「神様が何人もいるって?
 馬鹿げてます。」   と言いよった。

それから少し議論になりました。

どうやら彼には
神道が理解できなかったみたいでした。

それもそのはずです。
彼にとっては
イエスキリストが唯一の神様であって
他に神様など
存在するはずがない 
それが信念だったからです。

最後に私は
「キリストでもなんでも
   その国にはその国の考えや言い伝えがあって
      いろいろな考え方が存在するのですよ。」

そう言って
その話を終わらせようとした。

しかし、
彼はまだまだ食い下がって来て
こう言いました。

「神様が沢山いたら
  どの神様を信じれば良いのですか?」

その時に思ったのは
アメリカの人の考えは
「オール オア ナッシング」だなと・・・。

全部か無か、
白黒付けたがる気質ですか。
チョコッと違うかな・・・。

宗教のような
人のこころの部分が多くを占めることがらは
白黒つけることは難しいと思います。

どれが正しく
どれが間違いなのかは
誰にもわからないし
正しいものなど
存在しないとも思えるのです。

お互いが
人の幸せの追求で
神様を信じ信仰するなら
それはそれで良いと思います。

自分が正しく
他人は間違っているとして
他人を攻撃することに宗教を持ち出すこと
それは
はっきり言って間違ってます。

宗教が攻撃に使われるなら
信仰すること自体
「宗教」が
人のエゴに利用されているだけのように思えるのです。

私が思う宗教とは
  人の幸福のため
    平穏を望み強欲を捨て
      協調して社会を形成して行くこと・・・

そんな人のこころの穏やかさを
象徴する存在であってほしい と思うのです。

歴史的にいろいろあるのは知ってますが、
本来はそうだったと信じたい・・・。

。。。。


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