役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

誰もが心に響くのに私にはとても怖いと思うこと

2011年12月31日 18時45分20秒 | Weblog
今日は寝坊してしまい
気がついたら朝10時過ぎ・・・。

テレビを付けると
「ハルサーエイカー12話」の放送中でした。
農業と命をテーマにした
ゆる~い特撮ヒロインもの。

ゆいレールの車内に
番組広告が出てるし、
テレビCMでも
いきなり白いハルサーアイが出てるし
映画にもなったマブヤーのごとく
結構な人気のようです。

ところで・・・

ぼ~と番組を観ていて
思ったことがあります。

それは
どんなドラマでも主題で出てきたり
アニメーション番組にも多く出て来きます。

例えば
主人公が何度も失敗をし
対応できる時間が限られていて
もう時間がない場面、
挫折して言う
“もうだめだ・・・間に合わない”
それを聞いていたライバルが言う
“もう諦めるのか。
 ここで諦めたら今までの努力は何だったんだ
 お前ならやれる、諦めるな。”

他にも
ドラマなどで
時限爆弾解除などで絶体絶命の場面
“もうだめだ時間がない”
“最後まで諦めるな、
 ここで諦めたら
 今までの努力がすべて水の泡だ”

スポコンものでは・・・
例えば
ボクシングの試合などで
主人公とヒロインの会話、
“もうダメだ・・・
 奴は強い。
 俺には勝てない”
“こんなところで諦めるの。
 今まで今日の試合のために
 何年もがんばってきたのに。
 負けないできっと勝てる。
 がんばって”

いろいろな場面で使われる
“ここで諦めたらすべてが無駄になる”
というフレーズ。
さまざまな物語で
場面場面で違いがあるでしょうが
大まかに言って
この考え方に集約されるとすると
私には
このフレーズが
ものすごく違和感の沸く言葉に思えて仕方がないのです。
そこには
共感ではなく恐怖すら感じるのです。

何故なら・・・

私の経験上、
今まで
どれだけがんばって来ても
時には
必ず
「諦めなければならない瞬間」が
存在すると思うからです。
否、
社会人になってみて
初めて分かったのですが、
諦めなければならないことが
非常に多く存在する
そう思うからなのです。

思い起こせば
職場で
いつも対立する問題の契機は

“今までこれでがんばってきたのに
 なぜ今更、変更しなければならないのか
 今までの努力が全部無駄になる”

これが多かった。

法令の改正などにより
物事の変更が生じる場合、
または
突発的な事象に対応するためなど
既得権益を壊さなければならない場合や
危機管理などで
新規に事業展開しなければならない場合など
必ず出て来る言い訳です。

“今までの努力が無駄になる”

で、変更や改廃、新規に追加されることなど
大いにもめて
莫大な無駄な時間が
交渉に費やされる・・・。

私が一番ムカついたのが
アスベストの環境問題で
中皮腫や肺がんの医療助成が国の制度で始まったとき・・・。

アスベストは(石綿は)
環境問題であって
役場には環境部などの部署があり
そこが主担当になるのが普通です。
他課に跨る場合は
他の部署と協力するのが正当な流れと
私は考えていました。

ところが
国から通知が来たとき
環境部の担当課は
「確かに
 石綿の環境問題は以前から把握はしていたが
 石綿中皮種などの医療助成など前例が無く
 市民対応で行政の責任は無いと
 苦慮して対応してきたのに
 これでは担当者が苦労してきたことが無駄になる」

そう言って
保健所がやればいいと
通知すら供覧を拒否した。

市長も頼りなく
環境部長クラスがやくざ系だったので
押し切られてあえなく終焉・・・。

嫌という話ではなく、
ただ、
別に新規事業が増えても
主担当でも
私はよかった。

一番嫌だったのが、
協力体制を作りたかったのに、
協力どころか
逃げの言い訳に終始する幹部クラスばかりだったこと・・・

たぶん
仕事が増えることを嫌がったのでしょうが
保健所にも
石綿がん医療助成の前例など無いし
環境問題で対応してきた経験も無い。
結局は保身に走ったということ。

役所の中では
こういったことで
仕事の振り合いが
非常に多く行われている。
「こんな振り合いの時間」でも
勤務時間であって
勤務手当の対象になる。

仕事から逃れた方は
勝った気分にでもなったみたいに
自発的に協力するでもなく
悠然としているだけというのが常でした。

子供のころから
努力を続けて継続して
途中で挫折しそうになったら
今までの努力が水の泡だ
だから
諦めるなと心に刷り込まれてきたことが
こういったところに使われている現状がある。

努力の継続は貴重なことです。

しかし、
努力を継続しても
時には諦めて
気持ちの転換を図らならなければならないことが多い
そういうことを理解しなければ
ずっと心にしこりを残すことになるかもしれません・・・。
しこりから逃れるために
そのことから
逃げることの言い訳に転嫁するかもしれません。

また
そのしこりが
どんどん積み重なって
大きくなって・・・
自分では対処できないくらい
どうしょうもなく大きくなってしまい・・・。
そんな人もいるでしょう。

だから
私は怖く思うのです。

いろいろ考えているとお腹が減る・・・
でモノレールに乗ってお出かけ。


31日なのにまた表示間違いの赤嶺駅。

そのまま歩いてうるくそばに行くのでした。


やっぱり年末はどこも人でいっぱい。

豊崎も大渋滞でした。

退避するように
海岸へ・・・。









海岸もシャトルバスが出ていて賑わっていました。

豊見城一周線も結構な乗車率でした。


多くの人が行き交う31日の街
私にとって最後の1年になる2012年。
今年も楽しく過ごせたことを
感謝して締めくくるのでした。

。。。。

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