桜の咲くモレラと映画の日、残念な食のコメント「ヘルシージューシー」の話

今日は岐阜地区は
映画館がメンズデーで１０００円の日です。
ＴＯＨＯシネマズモレラへ。

川沿いの桜もちょうど満開で・・・。

思わず上を向いて歩きたくなります・・・。

今が満開のようです。

桜っていいですね。

ところで、
先日、ふと気づいたことが・・・。

テレビなど
料理店や新名所など
食べること（もの）を紹介する番組がやたらと多く
結構好きな方で
それなりに観ている・・・。

ある時

そんな料理食べ歩き番組を観ていてのこと・・・
ずっと違和感があったのですが
何に違和感を覚えているのかわからず
ずっとほったらかしにしていました。
それがあるタレントのコメントを聴いて
急に
イライラのボルテージが上がりだし・・・

違和感の原因はこれだ！

と分かったのでした。

３０分番組で
５回程度食べる場面があり
その都度
タレントが
食べた感想をコメントする場面がある。
そのコメントが
必ずいつも同じ・・・
『おいしい』という言葉は何の問題もないのです。
問題は
その次に出てくる言葉なのです。
それは
残念を通り越して
非常にむかつく領域にまで達したのでした。

その感想コメントとは
『ヘルシーな味です』、
『ジューシーですね』・・・
この２つです・・・。

ヘルシー？ってどんな味やねん。
ジューシーってどんな味や？

何でもかんでもカタカナ並べていれば
それで事が済む公共の電波って
ありですか？
視聴者をバカにしてるだろ。

ヘルシーって健康ってことか？

大概の食べ物は
体の健康を維持するために
食物を摂取するわけで
それをあえて
『健康な味がする』って
毎日毒でも食べているのでしょうか・・・。

大概の料理は
噛んで咀嚼をすれば
唾液と素材の水分により
芳醇な水分が口の中に広がるのは当たり前のことで
それを一言
『ジューシーですね』って
何を伝えたいのかさっぱりわからない・・・
水分が出てくることは
料理の感想ではない。
スイカなどの果物単品の感想で使う言葉だ。
料理の作り手にも失礼やぞ。

あまりに語彙が貧困すぎる。

小さな子供も観ているわけで
そんな全国の視聴者が
こんなものを有難く観ている時代に
日本語の乱れだけでなく
人の考えや意志の伝達に支障が出てこないか
そちらの方に心配の念が向く。

他にもある。
「ファクト」、
「コンセンサス」、
「コンプライアンス」、
「エンジョイする」、
「ゲットする」、
「トライする」・・・
色々ありすぎて残念になる。

ついでに
日本語の使い方も気になるものがある。

その代表が
「やばい」だ。
料理番組の味の感想で
「やばい」はないだろう・・・。
残念を通り越して呆れる・・・。

あと
「自作自演」の使い方だ。
報道番組などで
犯人が、あたかも他人がやったように見せかけて
自分は無実で犯行を認めていないが
新証拠が出たという場面でよく見かける。
キャスターは言う
「一連の行為は、
　犯人の自作自演だったようです」と・・・。

それを言うなら「ねつ造」だろ。

他に
「役不足」、
本来は「力不足」と言うべきところで誤使用される。

私はこれからも
食番組を積極的に観ると思います。

「おいしい、やばい」
「ジューシー」
「ヘルシー」

いったい何の味なのか・・・。

マスメディアよ・・・
非常に残念だ。

。。。。