選挙戦も遂に公示日を迎え、厳しい残暑に輪をかけるかの如く各地で熱戦の火蓋が切られました。9月11日の選挙というのが前から引っかかっていたのですが、首都圏在住の方は特にテロには気をつけていただきたく思います。スペインの列車爆破テロも確か選挙期間中でしたし、株価が続伸している中、東京メトロの萱場町の駅あたりがその舞台となったら、日本、そして世界へ与えるインパクトは計り知れません。
折しもイラクでは新憲 . . . 本文を読む
子供の頃日曜日の午前中といえば、「兼高かおる世界の旅」を家族で観ていたなぁと懐かしく思い出されます。全盛期のパンナムもCMやっていましたが、今はああいった格調高い旅番組もめっきり少なくなりましたね。昨年来台湾をテーマにした旅番組もテレビでちらほら見かけますが、大体B級タレント絡みの「飲んだ、食った」という安直な内容で(如何にも低予算という感じ)す。
ネット版の「世界の旅」ではないですが、ヤフーのニ . . . 本文を読む
95年の来日時はムルロア環礁で水爆実験強行、そして今年は中国向け武器禁輸措置解除騒動と、「国立パリ管弦楽団が来日する年は何か騒動が起きる」という法則めいたものをクラシックヲタクの私は常々感じております。
まぁ、仏は60年代ド・ゴール時代の過去の栄光を引きずった「欧州版中華思想」に支配されているような国で、私自身は人からゴチにでもならない限り二度と行きたいとは思いません(韓国何かは人からゴチになって . . . 本文を読む
日本時代の台北市は、疫病防止の観点から東京より先に上下水道が整備されるなど大変近代的な都市であり、その莫大なインフラ整備は東北地方の人が羨むほどだったそうです。台北市中心にある旧大日本帝国台湾総督府やその隣の旧台湾銀行本店等は本当に立派な建造物で、今も現役で活躍しているのは日本人としても嬉しく思います。99年の台湾中部大震災の折、倒壊しなかった日本時代の建造物を見て、日本はしっかりしたものを建てて . . . 本文を読む
中国が軍の近代化へと体質転換を図るきっかけとなったのは90年の湾岸戦争であったとされています。湾岸戦争で米軍が採用したハイテク戦争の形態は、中共に「量」から「質」へという新たな戦略形式へと方針転換させるに至りました。軍備の近代化それ自体はさほど問題とはなりませんが、中共の場合はその「規模」と「意図」に対する脅威は高まる一方です。軍備の近代化に対する自信の裏づけなのか、軍幹部の過激発言も種々漏れ伝わ . . . 本文を読む
盆休みボケと厳しい残暑でますます仕事のペースが落ちるこの時期、前代未聞の解散総選挙で候補者諸氏も大変そうですね。
党の実施したアンケートの結果にも動じることなく、「未来志向」でさらなる「謝罪と賠償」に意欲を燃やす野党の党首もいるようですが、「変人以上」は小泉首相の特権ではないというアピールなのでしょうか。
「(日本が他国を)攻める危険はあるが、日本を攻める国はない」と憲法九条死守と自衛隊不要論を熱 . . . 本文を読む
昨日は「SL人吉号」のラストラン(人吉~熊本)で空路宮崎入り(SLに乗るために空路を利用というのが何とも・・・・)して、鉄道愛好家の面々と写真を撮るやら宴会やらで終日大騒ぎしておりました。
人吉を発車したSLが汽笛一声前進する度に、手を振る人あり、カメラを構える人ありと一身に注目を集めておりましたが、今でこそ珍しがられているSLも、昭和50年に全廃されるまでは、「無煙化=動力近代化」が国鉄の命題で . . . 本文を読む
「日本に占領された国々にとって、第二次世界大戦とは、ある面では日本の軍事的南進という形をとり、他面では近代化した日本の精神的、技術的面との出会いであった。日本が戦争に負けて日本の軍隊が引き上げた後、アジアに残っていたのは外ならぬ日本の精神的、技術的遺産であった。この遺産が第二次大戦後に新しく起こった東南アジアの民族独立運動にとって、どれだけ多くの貢献をしたかを認めなければならない。日本が敗戦国にな . . . 本文を読む
戦後60年の節目の年ということで、TVでは様々な討論番組が放映されていました。私は同じ日本人同士でも歴史認識の完全な一致は難しいと思っておりますし、自身「東京五輪史観」で今のところよいかなぁと思っておりますから、少々横目で眺めただけですが、「歴史認識」でふと連想したのが車のバックミラーです。
幼稚園位の頃、父親が運転する時と母親が運転する時で、何故お互いバックミラーを調整しているのか不思議に思い尋 . . . 本文を読む
スナフキン様のブログで拝見したのですが、電通の調査によると、今年上半期の話題・注目商品(サービス)の筆頭が、この「ブログ」なのだそうですね。
私自身2月上旬に台湾に旅行に赴く前は「ブログ」何て見たことも聞いたこともありませんでしたので、その報道を聞いて驚くやら納得するやら(私も頭数に入っている訳ですから・・・・)といった塩梅です。
私自身イマイチ仕組みがよく判らないのですが、「清き一票をクリックし . . . 本文を読む
◆亡き人に思い込め灯籠流し 12日で日航機墜落事故から20年(産経)
20年前の今日8月12日、524人の乗客・乗員を乗せたJAL123便が夕刻の御巣鷹の尾根に墜落しました。
あの坂本九さんを初め520名の尊い人命が犠牲になった「日航ジャンボ機墜落事件」は当時中学生だった小生にも大変衝撃的であり、絶望的な状況の中、人々がどんな思いで家族に「遺書」を走り書きしたのだろうかと思うと今でも心が痛みます . . . 本文を読む
戦後60年の東アジアを概観してみますと、まさに緊張と融和、対抗と協調の十字路に差し掛かっているなという思いを深くいたします。東アジアのパワーバランスに変動をもたらした最大の要因は、政治、経済、軍事面における中国の台頭にあるのは異論のないところでしょうが、明治維新後の日本や19世紀以降のドイツなど、一国の急速な台頭に伴って戦争という災禍がもたらされる局面も多々ありました。そうした歴史的観点からも、中 . . . 本文を読む
60回目の原爆忌を迎えた広島、8月6日は広島がヒロシマに変わる日です。
6日の早朝は幾分涼しい感じに思えましたが、原爆死没者慰霊式が執り行われる平和記念公園へ歩みを進めるにしたがい、暑さがねっとりと絡んで参りました。
三権の長が揃ったのは10年ぶりだそうですが、何だか嫌に暑さが気になり上の空でぼんやりと聞いておりました。
広島市の秋葉市長は、核保有国5か国と印、パ、北朝鮮の8か国を「核クラブ」と名 . . . 本文を読む
「台湾は毎日が13デイズ(Thirteen DAYS)」・・・・キューバ危機をテーマにした米国のパニック映画を例に引き、対岸から700基ものミサイルを向けられている台湾の現状を端的に説明しているのも、これまた演説巧者・陳水扁の面目躍如たるところです。中国が制定した「反国家分裂法」に対しては、台湾国内で「反併呑」のデモが行われたり、政府も欧米にその不当さを訴える使節団を派遣したりしていたようですが、 . . . 本文を読む
中国の無秩序反日暴動や、竹島問題等での日韓関係の悪化等で、ある程度は予想されたことでしたが、上半期、日本から台湾を訪れた旅客は前年比44%増の54万7000人にのぼり、日本からの訪台者が初めて年間100万人を突破する勢いなのだそうです。 SARSの影響を巻き返すべく企画された「台湾観光年2004」も、不幸にして韓流ブームと競合し不発の感もあっただけに、台湾側の捲土重来に期す思いは並々ならぬものがあ . . . 本文を読む