私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

「手前ら、日本人をなめんじゃあねぇ」~仏中各紙の大きなお世話

2005年08月27日 | 極東情勢(日本とその周辺)
95年の来日時はムルロア環礁で水爆実験強行、そして今年は中国向け武器禁輸措置解除騒動と、「国立パリ管弦楽団が来日する年は何か騒動が起きる」という法則めいたものをクラシックヲタクの私は常々感じております。
まぁ、仏は60年代ド・ゴール時代の過去の栄光を引きずった「欧州版中華思想」に支配されているような国で、私自身は人からゴチにでもならない限り二度と行きたいとは思いません(韓国何かは人からゴチになっても行ってみたいとは思いませんが)ね。パリ管やフランス国立管が来日したらチケットは買ってあげますが・・・・

◆日本、アジアでかつてない孤立・仏ルモンド紙が社説(日経)
◆米国一辺倒の日本外交は自縄自縛 日本研究者(人民網)

「なんちゃって戦勝国&常任理事国」の仏と中はお互いの立場や気質的にも気が合うんでしょうかねぇ。仏の朝日新聞、ル・モンドが「孤立する日本」という社説を掲載ですか・・・・しかしまぁ、連中には日本+極東三馬鹿連合で麻雀やっていて、日本が一人負け(カモられているとも言う・・・・)しているみたいに見えているんでしょうね。
要は、日本が米国とくっつくのが気に入らないということ何でしょうが、日米の構図は否応無しに一蓮托生であり、安全保障体制も含め戦後の日本そのものです。「何を今さら・・・・」と呆れ帰ってしまいます。
確かに米国からは戦後幾度となく「経済・通商戦争」ふっかけられたり、解せないところも多々あるのですが、この枠組みは絶対外せないと思います。米中等距離外交を模索して「ロッキード」で葬り去られた田中角栄の反省の下に、中曽根首相はアジア主義の思想を持ちつつも対米協調路線を絶対忘れませんでした。アジア共同体何てのは要は大中華共栄圏構想。そんなものには乗れません。
「日本の保守層を中心に新植民地主義とも呼べる思想が受け入れられやすくなっている」
「日本の保守層を中心に新植民地主義とも呼べる思想が受け入れられやすくなっている」
「日本の保守層を中心に新植民地主義とも呼べる思想が受け入れられやすくなっている」
・・・・異常な軍拡を指摘された時に中共の連中は決まって、「何の根拠もなく、無責任だ」と喚きますが、その言葉を拝借してLe Mondeに抗議したいですね。韓国のマスコミじゃあるまいし、「新植民地主義」などという全く以って意味不明な言葉を勝手に捏造しないでいただきたい。ル・モンドが中国様様のエアバス社から献金貰っているのかは判りませんが、馬鹿も休み休み・・・・いや休みの日くらいは馬鹿は勘弁して欲しいですね。

人民日報も、「日本にとって隣国との関係を円満に処理することが、日本外交が陥った困難な状況を抜け出す近道」等と、小さな親切・大きなお世話な評論を載せてますが、米国も隣国なのですが、という突っ込みは置いておくにせよ、タイやマレーシア等とのFTA締結、シンガポールやインドとの関係強化等、「極東悪の枢軸三馬鹿連合」以外のアジア諸国との目覚しい外交成果を小泉内閣はあげています。中華民國(台湾)からの査証免除も議員立法化され、年間百万人以上が来日する台湾の人々も大変感激してくれている。
またこの低脳な日本研究家は、福澤諭吉先生の言うところの「脱亜」の意味を全く誤解しています。福澤翁は自立化・近代化を促しても悪しき慣習や先例を断ち切れない「支那、朝鮮という亜細亜」にいよいよ業を煮やして、「我は心に於いて亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」と時事新報の社説で宣言し、日本の進む道を明確に提示したわけです。その教えに従い日本は著しい近代化を成し遂げ、その後、その教えに背いて亜細亜東方の悪友と関わったばかりに日本はエラい目に遭い、戦後60年経ってもその傷を引きずっています。疲れますね・・・・
共産党一党独裁の中国、事大主義と小中華意識が抜けきれない朝鮮・・・・福澤翁の時代から何も進歩していないどころか、核や近代兵器を保有するなど「気違いに刃物」状態でむしろ質が悪くなっている事実を直視すると空恐ろしいのですが、福澤先生の真意を理解した上で、自らソフィスティケートして、改めてそっちから出直して貰いたいもの。話はそれからではないでしょうか。

◆キーワードを読む:中台間の「善意」 裏に思惑、「要警戒」が常識(毎日)
◆戦争政策、日本に与えたのは損害だけ 陳昊蘇会長(人民網)
◆中日関係、10年以内に改善の望みも 趙啓正副主任(人民網)
◆外交部長:旗印は平和、発展、協力 中日は一衣帯水(人民網)

毎日の記事で指摘されている「こちらは相手に関係改善の意思を示している→相手はこれを受け入れない→だから、非は相手にある」という中国の思考パターン、大変興味深いですね。例えば靖国の件でも同じ論法なのでしょう。こちらからすれば内政干渉以外の何物でもないのですが・・・・
人民網は気持ち悪いプロパガンダ記事が多いのであまり見ないのですが、どうも中共が日本に擦り寄り、歓心を買いたがっていると言いますか・・・・まさに毎日の記事のタイトルの通り「裏に思惑、要警戒」といったところだろうと思います。
「中国が中日間の長期的平和の実現を主張するのは、中国の利益のためだけでなく、日本に抱く善意の現れでもある」何て言い回し、胡散臭さがクサヤ並みに漂っていますね。
それと・・・・中日関係改善云々とかは、政府主催の無秩序反日暴動で国際法に違反して破壊活動を行った日本大使館や領事館の原状回復及び公式の謝罪と賠償をきちっとしてから言い出して欲しいもの。物事には順番というものがあります。まだ半年も経っていないのに、鶏並みの馬鹿さ加減で三歩歩いて忘れてしまったというのなら、今思い出して早急に対処することを希望する。(←中共的言い回しで)

まぁ・・・・株主代表訴訟起こされない程度に、"your own risk"で私企業が中国相手に商売する分は勝手ですが、対中外交関係はしばらく無視、静観が賢明かもしれませんね。特に日本はチャイナ・スクールという売国スパイ外交官がうようよしてますから気をつけないといけません。
私的には「世界の中心で・・・・」じゃないですが、いつもお邪魔しているhideさんのブログのタイトルをお借りして、「手前ら、日本人をなめんじゃあねぇ」と絶叫したい今日この頃であります。

※写真・・・・???

 ◆ ケシクズ ◆様のブログの紹介記事なのですが、このシリーズ笑えます。必見!

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2 コメント

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TBありがとう (えぇそうかな?)
2005-08-27 21:38:15
TBありがとうございます。

戦後、中国を常任理事国に推し、仲良し国を増やしたフランスは、もっと仲良くしたいのですが、フランスを解放してくれた

米国には頭が上がりません。
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アジアとは・・・ (やくも)
2005-08-28 01:00:40
アジアとはどこの国のことを指しているんでしょうかね?反発しているのは中国と華僑関連だけのような気がしますが・・・。どうやらこの記者は日本がお嫌いなようで・・・それでももうちょっと現実的な記事をこの仏紙にはお願いしたいものですね。



まあ、朝日新聞を抱える日本が言えたものじゃないですけど(笑)
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