私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

「関与」と「封じ込め」の米中関係

2006年01月29日 | 極東情勢(日本とその周辺)
東京五輪以前の頃の話だと思いますが、オーブンレンジが普及していなかった日本に、米国の製菓会社が電機釜で作れる蒸しパンを売り込みに来たものの、いざ店頭に並べてみるとサッパリ・・・・「白米を炊く電機釜で蒸しパンというのは何だか違和感がある」という主婦の一言がその謎を解くヒントとなったそうなのですが、かように日本の消費者の食に対する感覚は繊細であるという教訓を40年以上も前に得ていたにも関わらず、メリケ . . . 本文を読む

春節前にやはり怪しい人民解放軍~台湾国防部、空母配備の意図をリーク

2006年01月25日 | 極東情勢(日本とその周辺)
ホリエモン逮捕の翌日、東証は「悪い材料が出尽くした」とばかりに反発しましたが、この際膿を出し切った方がいいのは株式市場だけではありません。 「閣下の憂鬱」(超特選ブログ)で「堀江なんぞより、こっちの方が大事!」というエントリーがありました。「こっち」というのは、ヤマハ発動機の外為法違反容疑(朝日)と陸自のミサイルデータが総連団体に流出していた件(産経)ですが、国民の生命を直接危機に晒しているという . . . 本文を読む

春節前にそぞろ怪しい北京の面々~国、売りたもうことなかれ!

2006年01月23日 | 極東情勢(日本とその周辺)
先週半ば頃に、「来週早々のネタはゼーリック国務副長官の訪日・訪中(産経)だなぁ」と思っておりましたら、例の牛肉問題勃発で初来日早々謝罪と長官にとってはトホホな展開になってしまいました。額賀防衛庁長官が先頃訪米していましたし、前後の文脈からは、ずばり六カ国協議と日中関係が中心議題だったのではないかという気がするのですが、そこら辺はどうなったものやら・・・・(日中関係について外野からあれこれ言われたく . . . 本文を読む

日本発、台湾行きの「逸品」

2006年01月21日 | 台湾
東証も年明けに調整の局面があるかとは思っていましたが、まさかそう来るとは思いもよりませんでした。一月はまだ三分の一残っているというのに、内外共に飛ばし過ぎ気味といった塩梅で疲れますねぇ。疲れは貯まるが連日の飲みで金は貯まらず。しかるにクリッピング記事は着実に貯まってきたところで・・・・ ◆えひめ愛フード推進機構、台湾で愛媛物産展(日経)◆沼田町で台湾への物産品販路拡大フォーラムを開催(Brain . . . 本文を読む

周辺事態法改正へ~対中抑止力としての九州・沖縄

2006年01月16日 | 極東情勢(日本とその周辺)
・「台湾が中国にのみ込まれたら、もう沖縄ものんきなことを言っていられなくなる。(日本との間に台湾がなくなれば、沖縄のすぐそばに)中国がうろうろすることになる。そうなると石垣や宮古はビリビリ(緊迫)して、沖縄の方から米軍にいてくれと言わざるを得なくなってしまう」(自民党・久間総務会長)・「(対中認識について)「党内では『脅威』とは違う意見があるのも事実だが、(自分は)『現実的脅威』という言葉を語り続 . . . 本文を読む

日本企業連合、台湾空港アクセス鉄道を910億円で受注

2006年01月13日 | 台湾
かつての私がそうでしたが、李登輝の名前は知らずとも〝自強號〟や〝阿里山鉄道〟〝平快〟といった単語は知っている鉄ヲタは数多いと思われ、彼らにとって台湾は人気の外国の筆頭でしょう。台湾の鉄道といえば、いわゆる台湾新幹線プロジェクト(記事)が有名ですが、昨年は日本車両と住友商事の通勤用車両受注(日経)やJR九州の振り子型特急車両の投入決定(記事)、さらにはMRT淡水線の新北投支線に愛知万博の「リニモ」導 . . . 本文を読む

【反日】馬英九・中国国民党主席(5)~言行不一致の「反日派」報道否定

2006年01月12日 | 台湾
「笑う角には福来る」ではありませんが、新春早々電車の中で日経朝刊を読んでいて噴出しそうになったきっかけが【反日】馬英九・中国国民党主席のネタとは・・・・◆「私は刺し身も好き」・台湾国民党主席が「反日」報道否定(日経)『「国民党が大陸(中国)と反日で共同歩調をとっているとの報道は不本意だ。私は刺し身も大好きだ。台湾の最大野党・国民党の馬英九主席(台北市長)は10日、台北駐在の日本人記者を集め、自らが . . . 本文を読む

台湾海峡危機から10年、粛々と南西域の護りを固めよう

2006年01月10日 | 極東情勢(日本とその周辺)
「成人式は15日」という旧来の観念と正月ボケが相まって一昨日まで三連休であることに気づかなかった次第ですが、やはり正月明けは疲れますねぇ・・・・ こういう記事(リンク)を目にするとダルさに拍車がかかりますが、中国は私と違って「やる気満々」のようですから粛々と備えを進めねばなりません。昨年の防衛白書では日米共同で離島防衛を強化する方針が提示(記事)されました。それを受けて私は『海洋進出を目論む侵略国 . . . 本文を読む

華信航空、佐賀・宮崎にチャーター便就航~日台定期便も年間2千便の増加

2006年01月06日 | 台湾
生産年齢人口が減少し、少子高齢化が進展していく中にあっては、観光資源を基盤とする交流圏の拡大は地域の活性化に不可欠な要素の一つです。海外旅行もお手軽な時代となり、観光地としての九州のポジショニングは長期的に凋落傾向にありますが、閑古鳥の鳴く佐賀空港に台湾から華信航空のチャーター便がお目見えするという新春の明るい話題を目にいたしました。昨年来「台湾からのチャーター便」というのが各地の地方空港のトレン . . . 本文を読む

自由と民主主義を旗印にした戦略外交を

2006年01月03日 | 極東情勢(日本とその周辺)
元旦の産経紙は「年頭の主張」として社説を一面に掲載していましたが、中々読み応えのある内容ですね。(今頃読むなよ・・・)「いなほ」の事故に関して、「風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ」(毎日社説)等という斬新な論調を掲げる新聞社もありますが、「JRの職員はブッシュマンやナウシカを見習え!」と言われてもねぇ・・・・◆【主張】新たに始まる未知の世界 アジア戦略の根幹は日米同盟(産経) . . . 本文を読む

「新年快楽!」、2006年台湾の〝新正月〟

2006年01月02日 | 台湾
ちょうど一年前の旧正月前に初めて台湾に赴いたのですが、今年もその時分は暇であろうという根拠レスな予測の下に格安を漁っておりましたところ、旧正月明けの二月上旬とかも何だか混んでいるんですよねぇ。「チャイナ・エアライン(CI)で○○日でしたら・・・・」とのことでしたが、「来年はW杯ということは・・・・」と思って調べてみた(Wikipedia)ところ、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ . . . 本文を読む

反転 強い次代が始まった、日経新聞

2006年01月01日 | 極東情勢(日本とその周辺)
皆様、明けましておめでとうございます! 思い思いのお正月をお過ごしかと存じますが、私は酒を飲みつつ「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートも終わったことだし、さて朝刊に目を通すか・・・・」といった塩梅でのっけからだらけておる始末です。「バブル崩壊後の十五年という時間の経過で再び確認できた日本の底力がある。新たに身に付けた力がある。そして失われた力がある。自己を相対化し、冷静に立ち位置を点検すると . . . 本文を読む