狂人達
ジョン・レノンが言った。「世界は狂人達によって支配されている」
私もずっと高いも低いも、きれいもきたないも、善も悪も、幸せも不幸せも分からない感じで生きていたのである。仕事は一生懸命やっていた?教えるという気持ちだけはあっただけで、これも一生懸命取り組むという心さえわからない。育っていなかったと思う。だから{情けなかったと後悔している}でも、あからさまに「狂っている」とばばあ社長が言った時は、おやっ!と思った。これには裏がありそうだと思った。ヤマハをやめる頃には、少しは賢くなっていた。何事も経験・体験を積まなければわからないという事である。「世の中を渡っていくには知恵が必要なのよ」と言った同僚講師がいました。
かわいそうに、私だけでなく、みんな狂っている。片方から見れば、みんな狂っているのである。演劇団が作ったようなニュースを聞くと、演じている人もシナリオを描いた人も、みんな狂っているが、本人は自分サイドから見ているから、正しいつもりである。
だから、昨日の「第九」のクレッシェンドがおかしいのに、演奏している本人達は正しいつもりだと思う。
音楽科高校生の時、いつも1番や、定期演奏会に選出されるクラスメートが言った。
「指で弾くのではなく、腕で弾くのよ」私はそのようにぜひ、弾きたかったので、自分なりに一生懸命考えて、実践しようとしたが、ぜんぜんわからなかった。きっと教わっても出来なかったと思う。だから、'第九’の、あの部分は、腕を使って弾けない人間なら、もっと自然なクレッシェンドになるはずなのに、腕を使って自然に弾けるタイプが演奏すると{取っ手をひっ付けたような}クレッシェンドになってしまう。本人は正しい、これで美しいと思っている。一方から見れば「狂人」である。狂人達の«クリスマス・イブ»
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