Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

誤報削除に思う

2020-12-29 18:32:30 | つぶやき

 どういうことなのか、情報には不明瞭な点が多い。

 長野県選出の参議院議員羽田雄一郎さんが亡くなった。死因不明といって報道されたのは一昨日のこと。様々な憶測がネット上にも錯綜した。すでに新型コロナウイルスではないかという予感を持った人もいたのかもしれない。翌日のテレビ朝日羽鳥モーニングショーで玉川氏が、いつも通りこの国のPCR検査に関連して、もし新型コロナウイルスだったら、とした上で検査まで時間を要したことに言及して批判めいたことを口にた。

 その日のうちだ、本当に新型コロナウイルスに感染していたという報道がされたのは。報道によると、近しい人に陽性者があったことかせ秘書を通じて参議院にある診療所に相談されたという。そこで無症状の場合PCR検査は受けられないと聞き、民間のPCR検査でないと受けられないと聞いたという。その対応が念頭にあったかどうかはわからないが、発熱後にも積極的に公的PCR検査にアプローチしなかったような節がうかがえる。結果的に25日に民間のPCR検査を申し込んだようで、その時点では27日まで空きがなかったようだ。今もってPCR検査が障壁になっている、そういう印象を与える事象だ。東京では感染を疑う環境下での対応に綿密さがないのではないか、そう思わせる。そこまで対応できる環境ができていない、あるいは既に危機的な状況で手が足りないということなのか。一般人ではない、国会議員ですらこのような状況だとすれば、同じような例はたくさん既に発生しているのでは、と思わせる。

 果たして発症から死までの時間は報道どおりなのか、あるいは本人がもっと早い段階で感染を疑う状況に陥っていたことを認識していたのか。現状を把握するためにも、この背景は正しく報道して欲しいところだ。もっと言えば、当初のネット上に出回った記事が、ネット上から削除されているものがいくつもある。とりわけわたしのように羽田雄一郎さんが国会議員であることをよく知っている、長野県内の選挙民はとくに注目していたであろう記事。このような誤報が、報道では当たり前なのか、それとも事実を覆わなければならない何かがあったのかどうか。


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