蔵王連峰 中丸山熊野岳弁天平周回コース 単独
コースタイム
自宅5:30=TooCotton6:00~6:10-滝見場6:54-いろはブナ7:16-中丸山山頂7:58-熊野岳山頂9:17-馬の背-弁天平-TooCotton11:00
天気予報では高気圧に覆われ一日中晴れの予報。朝と昼との気温差が大きいらしい。朝4℃、日中25℃。TNFバーブパンツの下にアンダータイツを履く。上半身は、モンベルラガー山シャツの下にパタゴニアのTシャツを着たが、冬用の長袖アンダーのほうが良かったようだ。足元はいつものダイドースパイク長靴。杖がわりにブラックダイヤモンドのストックを持ち、ザックに鉈を入れる。食料は、二合のご飯でおにぎりを作り朝と昼を賄う。保温着にスクールのインナージャケット(ミズノ)を持つ。
山行記録
ライザスキー場から仙人橋を渡り、支尾根に上がるまでの沢周辺の登山道が荒れていた。橋を渡った仙人沢右岸の木製柵がまた一段と沢側に傾いていた。今は使われていない旧登山道との分岐にある道標も道を塞ぐように傾いていた。足元の注意を促すトラロープも全体的に荒れていた。
夏道は、ぶな林に入った辺りから残雪歩きとなる。「いろはブナ」周辺の道は完全に残雪の下になり道を失う。周辺のブナの太さから「いろはぶな」を探し当てる。その北側にある「メデューサぶな」を確認するため残雪の上を進む。この時期はブナ林上部の潅木帯の夏道を見つけるのにいつも手間取る。潅木帯は藪が混んでいて夏道を見つけなければ先へは進めない。辺りを見渡すと夏道らしき潅木の切れ目が目に入る。周辺を歩き回り夏道の入り口を確認してからもう一度「メデューサぶな」まで戻る。「メデューサぶな」を背にし潅木帯の夏道方向を確認すると、偶然にも太陽が昇っている位置と重なっていた。時は7時30分、「日の出ずる道」がそこにあった。
潅木帯の夏道を登ってゆくと尾根上に木道が現れ、中丸山山頂に近づくにつれ再び残雪歩きとなる。中丸山山頂東側の鞍部は、いつものようにたっぷりの雪が残っている。向かうトドマツ帯上部まではほとんど雪の上を歩くことになる。途中、雪の重みで全ての枝がそぎ落とされたトドマツを見る。登りの傾斜が緩くなる辺りから夏道が出始めた。
尾根南側を通る登山道は、いつも仙人沢側に残雪が落ち込んでおりトラバースも慎重になる個所であるが、今日は雪も柔らかく心配なく通過できた。
その後、月見ヶ原残雪の登山ルートに進むため、高さ5mんの雪庇を登る。今日は先週の湯殿山大滑走の余韻のせいか、周辺の残雪が妬けに気になる。「春スキーを楽しめそうな残雪はないだろうか。」
今立っているところから南側に広がる辺りが気になる。ルートから外れその残雪に歩を進めてみる。月見ヶ原登山ルートの残雪を「月見ヶ原第一残雪」と呼ぶならば、これから向かう残雪は第二、第三残雪と呼べよう。気になる残雪は一番南側の第三残雪である。
それぞれの残雪の下方は仙人沢左又沢に向かって落ち込んでいる。斜度が急なため、安全優先で沢底までの残雪の確認をあきらめる。第三残雪の下部から斜面を確認するために残雪を登ってみる。スキーをする斜度としては「中斜面」。長さは約200mほどであろうか。遠くから見た時より傾斜は緩い。いつかスキーを担いで来てみよう。
第三残雪を登った後は登山ルートの「アザミロード」へ戻るつもりでいた。しかし、第三残雪はその幅を狭めながら熊野岳山頂方面に延びている。「行き止まりならば戻ればいいや」と思いそのまま残雪を登って行く。すると登山ルート「下り右カーブ道標」の脇に合流した。以前、このあたりの道が整備されていない頃、この地点から登山道を見失い左股沢に迷い込んだ登山者を助けたことがある。多分、いま登ってきたルートを辿っって迷い込んだのだろう。
その後は、夏道の石畳を登り熊野岳山頂に着く。上空は快晴であるが風は冷たい。アンダータイツを履いた足元は寒さを感じないが、上は雨具を羽織った。蔵王山山頂神社に手を合わす。御神酒の一升瓶が倒れ割れていたので、ガラス片を祠の横に片付けておく。
熊野岳山頂からは馬の背を経てヤマコー夏リフト上駅を目指す。途中、お釜を覗くと湖面の氷は半面積ほど開けていた。解け割れた氷が湖面に散らばっていた。
「荒沢」を下ってゆくと刈田駐車場南側の残雪にたくさんのボーダーが集まっている。ジャンプ台やレールを作って賑わっている。リフト乗り場で日noさんに尋ねると、蔵王中央ゲレンデで行う予定の「残雪フェス」が会場を変えて賑わっていると言う。
御田の神を下っているとお取引先から電話が入る。下山後、会社に行くことになったので夏道ルートを外れないように先を急ぐ。弁天平からスキー場カモシカコース下り、お清水の森を抜けてTooCottonさんの駐車場に到着する。久しぶりに中丸熊野周回コースを歩き、心地よい疲労感とすがすがしい満足感を感じ帰路に着く。
登山道側に傾いた道標
メデューサぶな
中丸山山頂からの熊野岳
枝が放射線状にそぎ落とされたトドマツ
尾根南側を通る登山道から見る、月見が原残雪と熊野岳
月見ヶ原の残雪。奥を第三、手前を第二と呼ぼう。
第三残雪を登り詰めてゆくと「右カーブ道標」の脇に出た。
熊野岳山頂の道標に付いた霧氷。
山頂神社と登山者
右から鳥海山、葉山、月山、そして先週滑った湯殿山、赤見堂山。
お釜湖面の氷が解け割れていた。
あの残雪の向こう側でボーダー達が賑わっていた。
コースタイム
自宅5:30=TooCotton6:00~6:10-滝見場6:54-いろはブナ7:16-中丸山山頂7:58-熊野岳山頂9:17-馬の背-弁天平-TooCotton11:00
天気予報では高気圧に覆われ一日中晴れの予報。朝と昼との気温差が大きいらしい。朝4℃、日中25℃。TNFバーブパンツの下にアンダータイツを履く。上半身は、モンベルラガー山シャツの下にパタゴニアのTシャツを着たが、冬用の長袖アンダーのほうが良かったようだ。足元はいつものダイドースパイク長靴。杖がわりにブラックダイヤモンドのストックを持ち、ザックに鉈を入れる。食料は、二合のご飯でおにぎりを作り朝と昼を賄う。保温着にスクールのインナージャケット(ミズノ)を持つ。
山行記録
ライザスキー場から仙人橋を渡り、支尾根に上がるまでの沢周辺の登山道が荒れていた。橋を渡った仙人沢右岸の木製柵がまた一段と沢側に傾いていた。今は使われていない旧登山道との分岐にある道標も道を塞ぐように傾いていた。足元の注意を促すトラロープも全体的に荒れていた。
夏道は、ぶな林に入った辺りから残雪歩きとなる。「いろはブナ」周辺の道は完全に残雪の下になり道を失う。周辺のブナの太さから「いろはぶな」を探し当てる。その北側にある「メデューサぶな」を確認するため残雪の上を進む。この時期はブナ林上部の潅木帯の夏道を見つけるのにいつも手間取る。潅木帯は藪が混んでいて夏道を見つけなければ先へは進めない。辺りを見渡すと夏道らしき潅木の切れ目が目に入る。周辺を歩き回り夏道の入り口を確認してからもう一度「メデューサぶな」まで戻る。「メデューサぶな」を背にし潅木帯の夏道方向を確認すると、偶然にも太陽が昇っている位置と重なっていた。時は7時30分、「日の出ずる道」がそこにあった。
潅木帯の夏道を登ってゆくと尾根上に木道が現れ、中丸山山頂に近づくにつれ再び残雪歩きとなる。中丸山山頂東側の鞍部は、いつものようにたっぷりの雪が残っている。向かうトドマツ帯上部まではほとんど雪の上を歩くことになる。途中、雪の重みで全ての枝がそぎ落とされたトドマツを見る。登りの傾斜が緩くなる辺りから夏道が出始めた。
尾根南側を通る登山道は、いつも仙人沢側に残雪が落ち込んでおりトラバースも慎重になる個所であるが、今日は雪も柔らかく心配なく通過できた。
その後、月見ヶ原残雪の登山ルートに進むため、高さ5mんの雪庇を登る。今日は先週の湯殿山大滑走の余韻のせいか、周辺の残雪が妬けに気になる。「春スキーを楽しめそうな残雪はないだろうか。」
今立っているところから南側に広がる辺りが気になる。ルートから外れその残雪に歩を進めてみる。月見ヶ原登山ルートの残雪を「月見ヶ原第一残雪」と呼ぶならば、これから向かう残雪は第二、第三残雪と呼べよう。気になる残雪は一番南側の第三残雪である。
それぞれの残雪の下方は仙人沢左又沢に向かって落ち込んでいる。斜度が急なため、安全優先で沢底までの残雪の確認をあきらめる。第三残雪の下部から斜面を確認するために残雪を登ってみる。スキーをする斜度としては「中斜面」。長さは約200mほどであろうか。遠くから見た時より傾斜は緩い。いつかスキーを担いで来てみよう。
第三残雪を登った後は登山ルートの「アザミロード」へ戻るつもりでいた。しかし、第三残雪はその幅を狭めながら熊野岳山頂方面に延びている。「行き止まりならば戻ればいいや」と思いそのまま残雪を登って行く。すると登山ルート「下り右カーブ道標」の脇に合流した。以前、このあたりの道が整備されていない頃、この地点から登山道を見失い左股沢に迷い込んだ登山者を助けたことがある。多分、いま登ってきたルートを辿っって迷い込んだのだろう。
その後は、夏道の石畳を登り熊野岳山頂に着く。上空は快晴であるが風は冷たい。アンダータイツを履いた足元は寒さを感じないが、上は雨具を羽織った。蔵王山山頂神社に手を合わす。御神酒の一升瓶が倒れ割れていたので、ガラス片を祠の横に片付けておく。
熊野岳山頂からは馬の背を経てヤマコー夏リフト上駅を目指す。途中、お釜を覗くと湖面の氷は半面積ほど開けていた。解け割れた氷が湖面に散らばっていた。
「荒沢」を下ってゆくと刈田駐車場南側の残雪にたくさんのボーダーが集まっている。ジャンプ台やレールを作って賑わっている。リフト乗り場で日noさんに尋ねると、蔵王中央ゲレンデで行う予定の「残雪フェス」が会場を変えて賑わっていると言う。
御田の神を下っているとお取引先から電話が入る。下山後、会社に行くことになったので夏道ルートを外れないように先を急ぐ。弁天平からスキー場カモシカコース下り、お清水の森を抜けてTooCottonさんの駐車場に到着する。久しぶりに中丸熊野周回コースを歩き、心地よい疲労感とすがすがしい満足感を感じ帰路に着く。
登山道側に傾いた道標
メデューサぶな
中丸山山頂からの熊野岳
枝が放射線状にそぎ落とされたトドマツ
尾根南側を通る登山道から見る、月見が原残雪と熊野岳
月見ヶ原の残雪。奥を第三、手前を第二と呼ぼう。
第三残雪を登り詰めてゆくと「右カーブ道標」の脇に出た。
熊野岳山頂の道標に付いた霧氷。
山頂神社と登山者
右から鳥海山、葉山、月山、そして先週滑った湯殿山、赤見堂山。
お釜湖面の氷が解け割れていた。
あの残雪の向こう側でボーダー達が賑わっていた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます