平倉山荘 -- BLOG --

 蔵王を歩く・滑る。日々を記す。空想上の山小屋~たいらぐらさんそう~

ダケカンバとの出逢い

2013-03-13 | 山・やま・Mt.
3日前に入った中丸山に今日も行ってきた。

下り、いつものルートから少しだけ外れた北側の尾根を下ってみた。

そこで太いダケカンバと出逢った。

山から今日の山歩きへのご褒美をもらったような気がし、うれしい気持ちになった。


蔵王ラインの入り口


1200m付近からブナも太くなる


1350mの引き返し地点でザックをおろす。


ブナに熊野爪痕。熊棚は見当たらない。


太いダケカンバに出逢った。


分岐まで下ってきて一服。


下山後にスキー場に立ち寄る。中丸山
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中丸山

2013-03-10 | 山・やま・Mt.
この冬初の中丸山。蔵王ラインから入り900m付近まで登って来た。

風が強く、頭上の松が轟々と唸る中の山歩きでった。

下りの途中、4名の山スキーヤーが登ってきて言葉を交わす。彼らも行ける所までとの事。


蔵王ラインから入山


820m鞍部にピンクテープ


轟々と唸る松


900m付近
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動揺

2013-03-07 | 山・やま・Mt.
昨日、ライザスキー場から山スキーを履いて御田の神まで行って来た。登り時間にして僅か30分の距離。

ところが避難小屋を過ぎた辺りから吹雪が強まり心が動揺した。パニック状態だ。

いつの間にか山を恐れる気持ちが強くなっている。

数年前、低気圧通過の中をこの避難小屋からやっとの思いでスキー場まで下った思い出がある。一緒に行った仲間がゴーグルを着けていたので、先導してもらいやっとの思いで下山した。吹雪の風圧は息をするのも苦しいほどの強烈なものであった。

その時に比べれば優しい吹雪である。しかしトラウマになっていたのであろう。同じ場所での吹雪に心が揺れ始めた。小屋陰に隠れて下山の準備。ゴーグルをザックの中に探す。

あの時以来、冬山にはいつもゴーグルを携行するようにしている。今日はいつもと違い胸ポケットにゴーグルを入れた。すぐに装着できるための準備だ。

ところがそのこと自体を忘れてしまっていた。いつものスタッフバックを取り出すと「ない。入れたはずのゴーグルが入ってない。吹雪の中を下山する頼みの綱のゴーグルが入っていない。」心が大きく大きく動揺し始めた。パニックの始まりだ。

出発前にどこかに置き忘れて来たのか・・・? あきらめよう。そうなれば、天候が大崩れする前に一刻でも早く下ろう。そしてウェアのファスナーを閉めたその時、胸ポケットに大切にしまい込んだゴーブルのことにやっと気づく。

吹雪の中、ゴーグル着用によって視界を取り戻した。そして「心」は落ち着きを取り戻した。すると吹雪もいくらか弱まってきた。皮肉なものだ。山が我が心を試しているかのようだ。

ここ数シーズン、スキースクールで活動する日が多くなり、その分、山に入る機会が減ってきていた。机の上、そして頭の中だけの登山が多くなっていた。

それに加え頻発する山岳遭難。その事例を知れば知るほど臆病になってきていたのも事実である。

しかし、今回のように些細なことで心が大きく振れ動き平常を失したことは、山に入る機会が減ったことが最大の原因だ。

まずは山に入ろう。以前のように山に入ろう。唯々山に入ろう。心を山に馴染ませるために。
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