平倉山荘 -- BLOG --

 蔵王を歩く・滑る。日々を記す。空想上の山小屋~たいらぐらさんそう~

とりついたものは・・・

2013-08-18 | 山・やま・Mt.
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傍から見たら何かにとり憑かれている様に見えるだろう。白い手ぬぐいを右に左に振り回し、神仏の山「三吉山」を登っていくその姿。両肩にとり憑いているものを振り払おうとして歩く姿。お盆を過ぎたこの時期にはよくある話。

だがぁぁぁぁ しかし、振り払っているのは「蚊蚊蚊蚊蚊蚊」。

椎名誠の小説「蚊」を読んだことがある。夜の狭いアパートに「蚊」が大群で押し寄せてくると言う話。小説のような大群とはかなり程遠いが、夏の里山はこの不快があったのだ。

ブンブンと我のまわりを飛び回る小虫。それは多分「蚊」なのだろうが、それを確認をする余裕もないほどに襲撃をうける。その攻撃をかわす苦肉の策が「手ぬぐいぶんぶん振り回し作戦」。

一番の攻撃対象は両肩の裏側、ちょうど肩甲骨周辺。ザックの肩ベルトの外側。すでに何匹かの吸血攻撃を見舞わっている。おまけに右肘にも。「あぁぁぁ、チクチクむず痒いぃぃぃぃぃ。」

標高の高い山では蚊の襲撃がない。先日の南蔵王は平和だった。一昨日の中丸山コースでは、登り始めの雑木林からブナ林の間でしか襲撃を受けなかった。しかし、今日のイエからウラヤマシリーズ「三吉山」では終始襲撃を受けっぱなし。

なりふり構わずに手ぬぐいをぶんぶんぶん・ぶんぶんぶん。傍から見たら何かに取りとり憑かれた姿に見えるだろうが、その人の目には「蚊」は見えないだろう。

「あああ、やめた、やめた。帰ろー。」上山葉山まで行く予定を「蚊」の襲撃ために途中敗退。相手がカメバチならカッコ良いのだが、相手が「蚊」では情けない。情けない。

今年のお盆休み山行の締めくくりは、椎名誠小説「蚊」的な山歩きとなる標高574mのウラヤマ「三吉山」の途中敗退で終わった。
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山頂の涼風にたたずむ

2013-08-16 | 山・やま・Mt.
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涼風のそよ吹く熊野岳山頂でひと時を過ごす。

ライザスキー場~中丸山~熊野岳~馬の背~弁天平~ライザスキー場(周回)
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静かな人気コース

2013-08-14 | 山・やま・Mt.
お盆を迎えた山形も連日暑い日が続く。一昨日、四国・四万十では気温41度。国内の最高気温を更新した。以前山形が国内トップを記録し続けた時期は長い。

さて、お盆休みに入った今日、人気コースの南蔵王コースに出掛けてきた。世の人々はお墓参りで忙しいのか、はたまた熱中症に用心してか、混み合うであろうはずの登山道は思いのほか静かな山道であった。

涼しいうちに行動しようと朝5時から歩き始める。快晴のもとこの日初めての登山者となる。Tシャツでは肌寒さを感じながら不忘山に8時に到着。ほどなくして宮城県側から登山者が登ってきた方は、以前にもこの山域でお会いした方。とても花に詳しくトリカブトなどの秋の花が遅れていると言う。

山形県側から私の後に続きやってきたのは、二人のトレイルランナー。トレランの人気が高まっている。今月上旬にはこのコースを使ったレースが行われている。

復路は北に向かって進むことになる。快晴の登山道は、早い時間帯にも拘わらず強い日差しが容赦なく後頭部を照りつける。

水引分岐まで戻って来ると前方から見覚えのある二人がやってきた。同じスキークラブのメンバー。不忘山を目指してフラワートレッキングに来ていた。

朝日に映える「杉ヶ峰」
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水引入道分岐からの南屏風と不忘


快晴の尾根道を行く


夏の花「ミヤマシャジン」が花盛り


「コバギボウシ」


「イブキトラノオ」がそよ風になびく。


不忘でも本日一人目の登山者となる。
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