平倉山荘 -- BLOG --

 蔵王を歩く・滑る。日々を記す。空想上の山小屋~たいらぐらさんそう~

目的地に向けての一歩

2014-04-23 | 山・やま・Mt.
蔵王連峰 ライザスキー場熊野岳往復 単独

上山=ライザスキー場TooCotton駐車場6:48--御田の神--阿部虎クラーク碑8:00--右又沢源頭--残雪ルート中間点8:38--馬の背8:45--熊野岳避難小屋9:08~9:33--蔵王山神社9:42~9:45--馬の背10:18--北斗リフト上駅10:22--下駅10:34--スキー場かもしかコース--お清水の森--TooCotton駐車場着


私的予告通りに山に行ってきた。私的予告とは数日前のブログにひっそりと予告していたからだ。「ひっそりと」だから実行する自信はなかったわけだ。

さて、久しぶりの蔵王熊野山頂行き。終日良いはずの天気が背後から迫り来る雲に呑み込まれて雲中の山行となってしまった。

御田の神までは快晴のもと雪面も硬く締まり順調に歩を進めていた。この天気なら道標ルートから外れても問題ないだろうと、横たわる馬の背の中央に伸びる残雪ルートを目指した。

天候が変わり始めたのはこの残雪ルートを登り始めた頃からであった。いつの間にか背後から雲が迫り上がってきたのだ。

道標のない残雪ルートではあるが、馬の背の尾根まで往けば導標がある。道を失う事はないだろう。雲が迫って来るスピードは意外に早く尾根に出る前に雲中の人となってしまった。

風も吹き始め辺りは暗くなる。時々切れる雲間に、遠くに見える指導標を確認しながら心細く尾根上の登山ルートに辿り着く。エコーライン開通前だから登山者はいない。

ここまで来れば導標を辿って山頂にも、そして下山する事もできる。「さぁ、どっちにする。」と自問する。

雲に包まれ薄暗いひと気のない馬の背での単独行。「安全第一」を選択し導標に沿って下山を始める。単独行動の判断はいつも迷うし慎重になる。しかし、下りながらも「どうしようか?」と迷い続ける。

このまま下山してしまえばいつものように不完全燃焼の山行になってしまう。ならば行ける所まで登って行こう。久しぶりの山行きのためか前向きである。

進路を変え山頂へ「目的地に向けての一歩」を踏み出す。時々切れる雲間に周辺を確認しながら馬の背を登って行く。

熊野岳避難小屋到着。悪天候を避けるためにこの小屋を利用するのは初めてだ。ストーブに火を点しインスタントコーヒーを飲み一息つく。避難小屋の有り難さを感じる。小屋のお陰で気持ちが落ち着いた。外は相変わらずの天候であるが熊野岳山頂を目指す。

熊野神社までの登山ルートの導標はほとんど雪に埋もれていた。9時42分、熊野岳山頂蔵王山神社に到着する。スキーシーズン中、一度も手を合わせる機会がなかった蔵王の神様にシーズン無事終了のお礼といつもの誓いをする。

下山は登って来たルートを戻り北斗リフト上駅を目指して行く。馬の背を歩いている途中、澄川スキー場から登ってきたと言う単独登山者と出会う。「今日は天気が良いはずなのにねぇ。」と言葉を交わす。好きな人はこのような天気の時も登って来るものだ。

菊ッつぁんがリフトの支柱に登り整備をしていた。夏山リフトの営業もまもなく始まる。山頂付近を覆っていた雲もだいぶ上がっていった。穏やかに晴れ渡る景色を見下ろしながら御田の神を目指し下って行く。

今年は残雪が多いようだ。もうしばらくは残雪歩きが楽しめそうだ。

営業を終えたライザスキー場から登り始める


御田の神から熊野岳が快晴のもとはっきりと見える


阿部虎さんとクラークさんのレリーフ


道標ルートから外れ残雪を登り始めると雲に包まれた


馬の背で雲の切れ間にシャッターを切る


熊野岳避難小屋


ストーブに火を点しコーヒーを飲む


熊野岳山頂の蔵王山神社


馬の背を下って行くと天気が晴れてきた


北斗リフトに沿って御田の神に下って行く

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大石芳野さんの講演会

2014-04-23 | 日記
昨夜、東北芸術工科大学で開催されたドキュメンタリーカメラマン・大石芳野さんの講演を聴きに行ってきました。

プロジェクターでの写真を拝見ながら撮影者ご自身の言葉を聴きいてきました。

帰還基準を年間1mSvから20mSvに変更する政府。1日450tも増え続ける汚染水。今なお危機的状況にある福島第一原発事故。

あの事故から3年が経ち、私自身、徐々に関心が薄れて来ていたことは否定できません。

今回の講演を聴きそして写真を拝見して考えさせられたことは、実際に被害を被って避難を余儀なくされている方々や、放射能汚染を取り除くために活動している専門家の皆さんに、陰ながらでも再び声援を送ってゆかなければいけないと言う事です。

また、写真や絵画、歌といった芸術には人の心を動かし人々を行動に移させるさせる力があるんだと感じさせられてきました。

大石さんが紹介していた短歌が心に残りました。記しておきます。

佐藤祐禎
いつ爆ぜむ 青白き光を深く秘め 原子力六基の白亜列なる

原発に勤める一人また逝きぬ 病名今度も不明なるまま
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狸の森でコーヒーを

2014-04-21 | くらし
昨日の午後、カミさんと二人でコーヒ飲みに行ってきたけど、旨かったー。すごく旨かった。コーヒーを喫するために二人で出掛けるなんて、久しぶだけど旨かった~。

同じ市内にあるこのお店、webサイトで見ると「焙煎所」って書いてある。「Roasterie」って書いてある。つまり、喫茶店じゃなくて「焙煎所」。コーヒー豆の販売がメインなんだけど、店内でコーヒーいただけるってお店。

俺、コーヒーは全然詳しくないし拘りも全くな~し。けど、好きなんだ。毎朝ハンドドリップでカップ4杯分のコーヒーを淹れている。毎朝だよ。500mlのマグボトルに入れて通勤の車中で飲むのが至福。

豆はもっぱらスーパーで安売りしているもの、でも安売りの豆でも「あれは旨かった、これはイマイチ。」って言っているから好みぐらいはある。だから全く拘りがないって言ったら嘘になるけど。

で、昨日暇な時間があってネットみてたら偶然に同じ市内のこのお店のサイトに。ヘェ~、こんなお店があるんだカミさん誘って行ってみよってわけだ。

そもそも、俺がコーヒーをよく飲むようになったのはカミさんと付き合い始めた頃から。カミさんの実家、コーヒー好きでその影響。

んっ、そ~言えば思い出した。俺が高校の時、叔母がスナックやってて、その店昼は喫茶店だったんよ。そんで、そこに煎ったコーヒー豆があって、俺、それを鷲掴みしてポリポリ、ポリポリ食べてたんよ。ピーナッツみたいに。結構依存性があるかして「やめられない、止まらない。カルビーのかっぱえびせん」状態だったなぁ。いつしかやめていたけど。まぁコーヒー好きになったと言えばその頃からだったのかも。

話しは戻ってその焙煎所、狸の森にあります。「むじなもり」って読みますけど。「狸森焙煎所」。Romi Coffeeのロコスってコーヒー頂いたけど、旨かったっす。ほんと旨かった。口に含んだ時とは違った風味が後からフワッと拡がるの。んっ、オッおお~って感じ。上手く表現出来ないっすけど^^; でも旨かった~。また行こ^_^
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ブログで愚痴っても!!

2014-04-20 | 日記
休みなんだけど出勤。

注文のFAXがまだ届かずにって気分です。相手あっての商売だから仕方ないだけど。ならばもう少しゆっくり家を出ればよかった。

昨日のピッキングも2件ほど間違いがあったようで。どうも私が絡んでいる品物。ピッキングといっても荷物の仕分けの方だぞ。決して悪の方のピッキングではないからな。

お得意様だから何度もFAXを催促するわけにもいかず、あ~早く来ないかなぁ~

今日の山上はどうだろうなぁ?晴れのち曇りの天気予報。会社に来る途中、車の窓から蔵王の山並みをチラッと眺めたけど、高曇り。出勤する前に、近所の山でも一歩きして来ればよかったなぁ。絶対時間あったなぁ。

午後からは内と一緒にコーヒーでも飲みに行こうかってメールしているんで、一つ楽しみがあるからいいけど。俺ってあんまりまじめすぎるんだよな。休みに日は休め。休め休め休め

あっ、そういえば明後日は大石芳野さんの講演聞きに行くんだっけ。東北芸工大で。写真展『FUKUSIHMA 土と生きる』の初日イベント。楽しみだなぁ。翌日は休みだからそん時は、ぜったい山行くぞー。今の時点では、「絶対」をつけて「山行くぞー」的気分。仕事のストレスが充満時は、いつも「絶対」を頭につけて誓うんだけど、いざその日になると…。最近のパターンなんだよなぁ。

こうやってズラズラ、他愛もないことブログに書いているのも、まったく時間潰しの何物でもないよなぁ。俺この記事、はたして投稿すんのかなぁ?このまま下書きとかで保存かなぁ?どうするんだろうなぁ。こんな文章、ブログで公開しても誰も読まないだろうし、読んでもつまらないだろうし、いい迷惑だよなぁ。

【投稿する】ボタンをクリックしちゃおーかなぁ。それとも、投稿しないでこのままページ閉じちゃおうかなぁ~。今、FAXのベルが鳴ったら、「ヨッシャー、来たー。」って、その勢いでこの記事も投稿しちゃうんだけどなぁ~。

暖房入れてないから事務所の中だんだん寒くなってきたし、タイプする手も寒くて動きが鈍くなってきたし。腹減ってきたなぁ。あ~あっ。って愚痴ばっか。愚痴の多い男だよなぁ。外は天気チョー良さそうだし。パソコンの前にいる場合じゃないだろ。

外・外・アウトドア・山・外・山。男はアウトドア。アナログだろ。

おおっ、ベル鳴ったーー来たー、よっしゃー。ありがとー。注文、注文、はい注文。ポチっ。
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久しぶりの山歩き

2014-04-16 | 山・やま・Mt.
三吉・葉山に行ってきた。久しぶりの山歩き^_^ 昨年秋以来の山歩き。
スキーシーズン中は、スクールの事務仕事で休みの度にスキー場(山)には行っていたのだが、山歩きに行く時間が取れず、結局は一度も山歩きをせずにこの冬を過ごしてしまった。
今日の山歩きでは、下りの時に膝がガクガク。あー情けない、情けない(-_-;)
気合い入れ直すぞ~(`_´)ゞ
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