スキー場は下草の刈り払い作業もすすみ、スキーシーズンに向けて雪待ち状態が整っていた。
6:40 登山口を出発。
歩き始めるまで中丸山コースか南蔵王コースのどちらに行くかを迷った。天気が良ければ迷わず南蔵王に行くところなのだが。
仙人橋を渡り、足元に転がるドングリを踏みしめ中丸山コースを登ってゆく。滝見場からの「つばめ滝紅葉」が見事である。滝の上部に迫る出合いの紅葉も見事だ。
ブナの実がたくさん落ちている。同じコースを何度も歩いているが、山は来る度に違った楽しさに出会える。馴染んだ道を違う目線で見ることで、新しいた景色や発見に出会える。今回は「つばめ滝紅葉」と「ブナの実」に出会えた。
今日は登山道の傾斜が急に感じられる。今シーズン、あまり山に入っていないためだろう。そして「いろはブナ」が細く感じられる。
潅木帯を抜け見晴らしの良い尾根道に出る。
8:07 中丸山を通過。
中丸山山頂から眺めたときは熊野岳方面は霧に包まれているが、登るにつれて霧がどんどんあがってゆき稜線が見渡せるようなってきた。
石畳まで登ってくると風が強まる。雨具の上着を羽織る。そんな中、ファインのアルパインゴージュが頼もしい。これまで履いていたノースのバーブでは寒さ(冷たさ)を感じていただろう。
9:15 熊野岳山頂到着。風「非常に強し」
熊野神社に手を合わせ、避難小屋にはいる。他に登山者はいない。テルモスに詰めてきたコーヒーを一杯飲むと気持ちが落ち着く。
強風の下山にそなえ、ICI青カッパ上着の中にMEC黒フリースを着こみ小屋を後にする。石畳の登山道を強風に向って下ってゆくも、この組み合わせはベストだ「温かい」。さらに下ってゆくと足指の間に痛みと圧迫感を感じはじめた。どうやら5本指インナーソックスを履いていないことが原因のようだ。
10:12 中丸山に到着。
ダーンタフ厚手ソックスを脱ぎ素足になると足先が開放され気持ちいい。
厚手1枚履きは休憩の時にすぐに脱げて素足になれるというメリットがあるが、指の間が汗ばみ、指同士の滑りが悪くなることで足先にトラブルが起きてしまうようだ。右足親指と人差し指間の魚の目。右足小指先の水ぶくれや血豆。
ダーンタフの厚手ソックスを購入したことで、厚手1枚履き山行を2回ほどやってみたが、これまでの5本指インナーと中厚手の2枚履きのほうに軍配が上がったようだ。日常、5本指ソックスを愛用していることもあるし、山行でも5本指と中厚手の2枚履きでいこう。いまの中厚手ソックスがかなりへたっているので新品に替えよう。
二人組の登山者が登ってきた。
白い実を手にとり匂いを嗅いで「これってシラタマノキですか?サロメチールというよりは甘い匂いがするのですが…。」と尋ねてきた。
「熟しているからでしょうね。」と答えたあとで思い出した。
オッと!そこは私が登りのときに小キジを撃った場所、甘い香りの原因ってそれ…(笑)。そんなはずはない。
10:35 中丸山を出発。
11:35 TooCottonさんの駐車場に止めてある車に到着。
おまけ「QRU Thanks You Very Much」
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