平倉山荘 -- BLOG --

 蔵王を歩く・滑る。日々を記す。空想上の山小屋~たいらぐらさんそう~

アカザの杖

2014-07-06 | 日記
軽トラでさくらんぼを搬入に来た農家さん。80歳を超えているが元気である。

荷台のさくらんぼを手伝って下ろしていると、片隅に木の棒が置いてあった。気になり持ってみると「軽い!!」。地面を突いてみると細く伸びた先のほうがしなって頼りない。

「これ何?」
「アカザ」
「何に使うの~?」
「杖だ。いま田んぼに行ってきたとき転ばないように持っていったんだ。」
「こんなに軽くてしなるけど折れねぇ~の?」
「折れない。丈夫だぞ。いるか?」
「もらってもいいの?」
「他にもあるからやるよ。ラッカー塗るとトロトロに光るぞ。」

とアカザの杖を知り合いの農家さんに戴いた。

やり取りを見ていた八百屋さんが、
「杖を持つにはまだ若いべ。」
「山ゆくときに使うかと思って。」
すると、農家さん
「山には持ってゆくには最高だ。でもすぐに置き忘れてくるんだよなぁ。」

という訳で、私の山アイテムに「アカザの杖」が加わった。

以前、朝日連峰の天狗小屋に行ったとき、管理人さんが自然木を杖かがわりに使っていた。先が二股に分かれていて、狩猟をするときに猟銃を固定させることもできると言っていた。確か、「沢グルミ」の木と言っていたはず。
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