この映画は「社会派ケン・ローチ監督が、激動の歴史に翻弄される2人の兄弟を軸に、独立戦争から内戦へといたる1920年代のアイルランド近代史を描いた悲劇の物語」です。とレンタルしてるところのHPをコピペしちゃってますが、まあ、だいたいこういうまとめ方でいいような感じの映画です。
支配者であるイギリス人はひたすら乱暴で残酷。待ち伏せした私服のアイルランド人たちに軍服を着たイギリス兵がバタバタ射殺されて、すかっとしちゃいます。でも、戦争映画として見たらそんなに迫力はなくてこんなんで独立できたのかなって感じでした。
内戦になってからも狭いところでやってる感じで、兄が弟を銃殺刑にしちゃうのもなんだか人間的です。内戦や革命ってもっとぞっとするような裏切りや密告といった人間の弱さ、卑しさに満ちたものだろうって思ってるんで。。
最初に自分の名前を自国語で「ミホール・オスラウォン」とイギリス兵の前で名乗ったために「あの子の名前は(英語名の)マイケル・オサリヴァンです!」と叫ぶ母親たちの前で虐殺される少年が出てきます。それを見てて、昔ヨーロッパに行った時に隣になったイギリス人との会話を思い出しました。彼とはワインの話や航空会社のサーヴィスの話をしてたんですが、彼が「日本のKoreaへの態度はよくない」といった歴史問題みたいな話を持ち出しました。いい加減お酒を飲んでたし、飛行機の中だからけっこう酔っ払っていたんで、そんな面倒な話を英語でやりたくないからむにゃむにゃごまかしてたんですが、止める素振りもなく批判してくるんで、むっとして「日本とKoreaの関係はイギリスとアイルランドの関係と同じだ」と英作文の例文みたいな言い方をしました。もちろん言外に植民地帝国だったイギリスに言われたくないという口吻を匂わせて。よくしゃべる彼が一瞬ひるんで「アイルランドとの関係は複雑で……」と言うので、「同じだね」と。……もちろんそこで会話は途切れてしまいました。ちょっと仲良くなったくらいで外国人と歴史の話なんてするもんじゃありません。
で、そんなことを思い出して、日本の歴史と重ね合わせて映画を見てしまいました。イギリス軍の拷問で主人公の兄が爪を剥がされる時もKoreaの独立運動家のことを想起しちゃったりして、とても居心地の悪い思いをしました。
この映画で印象的だったのはアイルランドって寒くて天気が悪くて、草原と岩だらけのいかにもやせた土地みたいで、風がびゅーびゅー吹いてるところだなってことでした。
支配者であるイギリス人はひたすら乱暴で残酷。待ち伏せした私服のアイルランド人たちに軍服を着たイギリス兵がバタバタ射殺されて、すかっとしちゃいます。でも、戦争映画として見たらそんなに迫力はなくてこんなんで独立できたのかなって感じでした。
内戦になってからも狭いところでやってる感じで、兄が弟を銃殺刑にしちゃうのもなんだか人間的です。内戦や革命ってもっとぞっとするような裏切りや密告といった人間の弱さ、卑しさに満ちたものだろうって思ってるんで。。
最初に自分の名前を自国語で「ミホール・オスラウォン」とイギリス兵の前で名乗ったために「あの子の名前は(英語名の)マイケル・オサリヴァンです!」と叫ぶ母親たちの前で虐殺される少年が出てきます。それを見てて、昔ヨーロッパに行った時に隣になったイギリス人との会話を思い出しました。彼とはワインの話や航空会社のサーヴィスの話をしてたんですが、彼が「日本のKoreaへの態度はよくない」といった歴史問題みたいな話を持ち出しました。いい加減お酒を飲んでたし、飛行機の中だからけっこう酔っ払っていたんで、そんな面倒な話を英語でやりたくないからむにゃむにゃごまかしてたんですが、止める素振りもなく批判してくるんで、むっとして「日本とKoreaの関係はイギリスとアイルランドの関係と同じだ」と英作文の例文みたいな言い方をしました。もちろん言外に植民地帝国だったイギリスに言われたくないという口吻を匂わせて。よくしゃべる彼が一瞬ひるんで「アイルランドとの関係は複雑で……」と言うので、「同じだね」と。……もちろんそこで会話は途切れてしまいました。ちょっと仲良くなったくらいで外国人と歴史の話なんてするもんじゃありません。
で、そんなことを思い出して、日本の歴史と重ね合わせて映画を見てしまいました。イギリス軍の拷問で主人公の兄が爪を剥がされる時もKoreaの独立運動家のことを想起しちゃったりして、とても居心地の悪い思いをしました。
この映画で印象的だったのはアイルランドって寒くて天気が悪くて、草原と岩だらけのいかにもやせた土地みたいで、風がびゅーびゅー吹いてるところだなってことでした。
やっぱり麦と米じゃなんか湿度が違いますねw
そして私はそのままじゃタイトルにならないと思って考え中ですが、こっちはそのままタイトルにしちゃったのね、…って内容と関係なくてごめんなさい。
オリジナルのほぼ直訳で、外国の映画のタイトルにしては情緒があるような気がします。