夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

なぜ首相官邸前で騒ぐのか

2015-01-29 | news
イスラム国の人質事件で首相官邸前で連日集会が行われているそうだ。いつの間にか後藤さんは官邸で拘束されていたのかなと思ったが、そうではないようだ。すると日本政府がイスラム国に拘束を続けるよう依頼してるのかな、交渉を打ち切ったのかなと思ったが、そんなこともなさそうだ。じゃあ、一体何のために集まっているんだろうと不思議に思った。記事を見るとこう書いてあった。

イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられるグループによる人質事件で、拘束されているジャーナリスト、後藤健二さん(47)の解放を後押ししようと、東京・永田町の首相官邸前で28日夜、約100人が英語とアラビア語で「FREE KENJI」などと書かれた紙を掲げ、事件の早期解決を願った。

国際交流を支援するNGO「ピースボート」が中心となり、精神科医の香山リカさんや映画監督の森達也さんら6人がフェイスブックなどで呼びかけた。ピースボート共同代表の川崎哲さんは「後藤さん解放への願いが、政府や報道を通じて世界中に伝わってほしい」と訴えた。(毎日新聞の記事から抜粋)


後藤さんと死刑囚を交換しろとヨルダン政府に迫っているわけでもなさそうだ。だいいちそれならヨルダン大使館前で集会をやればいいのにそれはしない。自分たちの身勝手さがあらわになるからだろう。

「解放を後押し」とか「事件の早期解決を願った」とか「世界中に伝わってほしい」とか、文句がつけられないけれど、あやふやでわざわざ言うほどのこともない言葉で、自己顕示、自己陶酔、お調子者といった本質を糊塗しているように見える。おそらく寝る間もなく情報収集や対応に追われれている官邸の職員を疲れさせ、集中力を奪う以外の効果はないとぼくは思うのだが、彼らにはそんな想像力すらないのだろう。

「健二を自由に」 後藤さんの解放求め、官邸前で集会(朝日新聞) - goo ニュース



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