夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

私立中学受験は寒い

2015-02-01 | news
今日は首都圏の私立中学の難関校の受験日だ。女子の名門校に多いキリスト教系の学校は日曜日に受験を行わないことが多いので、今年は例えば桜蔭と女子学院を受けることができるから倍率が上がる。まあ、倍率がいくら高くたって実力のある子の絶対数が増えるわけではないのだが、当事者にとっては気がもめることだろう。

中学入試は親が一緒に考え、解いてみせるのが当然だ。難関校ほど良問が多いから頭の体操にもいい。良問とは何かと言えば記憶と計算だけでは解けない、論理的に考えることが必要な問題だ。それができないなら子どもに多くを求めないのが賢明だ。

正直言って女子校は入試問題自体のレベルが低く、桜蔭ですら男子の筑駒、開成、麻布あたりには遠く及ばない。これは実力のある子にとってはかえってプレッシャーになる。つまり難問なら攻めていけばいいのだが、やさしい問題では取りこぼしやケアレスミスは許されない。筑附などはもっとやさしいから1問も落とせない。

12歳くらいで人生が決まるわけもないのもまた当然だ。受験に成功しても失敗しても気にしない、気にさせないことが重要だ。6年間有名校に高い授業料を払いながら、公立高校からでも十分行ける大学にしか入れない子はけっこう多い。買った株が暴落したようなものでたまったものではない。

入ってからの校風の違い、進路は悩ましい問題で、子どもの満足や選択に任せていいとは思えない。かと言って、押しつけられるわけでもなく、親としては投資に見合わないんじゃないかと心配になる。そんなことを考えるといちばん寒い時期に寒い思いをしてしまう。今日は雪が降らなかっただけよしとしよう。


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