This Is The Way I Am

ただし。が、気まぐれに、日常にて考えていることを綴ってみます。

職について

2009年04月13日 18時37分04秒 | Weblog
今朝早くの日記に仕事のことを書きましたが、

別に今の会社を明日や明後日に辞める訳じゃありません。

友達から突っ込まれたので訂正と説明しておきます。

ただ、今の会社の中でももっと違う職を探したいなぁと。

もっと納得した、責任を持てる仕事をしたい。

歯車のひとつになって、ただ頭数にカウントされるんじゃなくて、
真に貢献できる何か。


それを探すのも生きていくことの一部かな、と。


会社への貢献と社会への貢献の追従と追求。


自分がそこにいなきゃいけない意義。


とても面倒くさいけど、生きなくちゃ。

生きていくということ。

2009年04月13日 04時21分01秒 | Weblog
いつしか当たり前になっていたけど、
やっぱり本当に偶然の重なりだと思った。
奇跡に近い。


数日間、生きたくなくて、
「死」のことばかり考えていた。


食べることを拒否したのは、そのためか。
一人で食事を見つめている自分が虚しかった。
目の前で冷めていく食材が哀しい。
人といないと全く食べることのできない自分が弱い。
たった数日で、変わってしまった。


別に、恋愛が終わったから、というだけじゃない。
ただ単に、何を目指して、何を求めて、
何を信じて、何を信じさせて、
毎晩寝て、毎朝起きればいいかが分からなくなった。


逆に言えば、当たり前にできていたことが、
何故できていたのかが分からなくなった。
息を吸うことさえ上手くできなくなって、
過呼吸が甦った。


友達が(彼女のことをこれから生きている限り「親友」と呼ぶ)、
「自分のために生きたくないなら、
 私のためでいいから、生きていて」
とメッセージをくれた。
「一生のお願い」と。
受け取った時には、重すぎて、
あるいは軽すぎて、叶えられそうになかった。


でも、生きた。


「死」なんて、きっと一瞬で、
その後のことなんて考えていられない。
薬を買って、ちょっと用量を間違えてみれば?
高層マンションの非常口から、一歩だけ踏み出してみれば?
高速道路に間違えて飛び込んでみちゃえば?
電車がホームに滑り込むときに、
「おっとっと」って落ちてみれば?


その感覚を、昔から抱いていたことを、
いつしか僕は忘れていた。
切り札が手の中に舞い戻った。
求めてないのに。


そこら中に溢れている機会を、何故、
見過ごして、選択せずに、歩いてこれたのだろう?


遠い日、僕は廊下で毎日涙を流さずに泣いている子だった。
誰もいない静まり返った暗い廊下で、
壁にかかった時計を睨んで、人生をカウントダウンしていた頃。


誰も止めてくれなくて、氷点下20度の中で、
じっと白く濃淡のない空を睨んでいた毎日。


誰もが奇妙な視線を送り、
誰もが壊れ物を扱うように扱ったあの当時。


そこから、どうやって自分を偽って、騙して生きてきたんだろう。
「人生は生きるに値する」と?


孤独は埋められるものではなくて、
死も同じように、人生に隣り合わせで存在することを、
何故、数年ほど、忘れていたのだろう。


あの人がいなくなって、そんな事実を思い出してしまった。
当たり前のようにできていたことが、できなくなった。
見えない糸を信じていた自分が脆く崩れ去った。
見えない糸。
あっさりと一方的に切られてしまうものだとは思わなかった。
こんなに泣き続ける日々は、遠いあの頃以来だった。


自分が特別な存在だなんて考えたことはない。
むしろ、至って当たり前の生き方をしているだけなのに。
何故、皆ができることをできないんだろう。
何が欠落していて、何が妨げているんだろう。
自問自答は苦しく、答えは遠くて、見えない。


あの人と過ごした時間の中で、きっと麻痺していたのだ。
幸せが募るほど、孤独が深まり、
それを忘れたくて、更なる幸せを求めた。
それは無茶で滑稽に押しつけた注文だった。


親友はあらゆる手で傍にいてくれたけど、
あの人以外で埋まらないことを知っていた。
『時薬』しかないのだと繰り返した。
容赦ないけど、空論を告げない共を、優しいと思った。


時間が有り余る中で、自分と向き合えば向き合うほど、
「死」以外の選択肢は見えなくなった。
自分と対面していることが苦しくて仕方がなかった。
過呼吸が止まらない。
街ですれ違う人が、懐かしい奇妙な視線を送る。
誰もが経験する痛みだからこそ、皆、見て見ぬ振りをするのか。
あるいは。


周りの人の有難みに甘えてしまう自分も嫌。
打ち込める何かがないのも嫌。
仕事に行っても、無駄に時間を潰した。
そんな仕事をしている自分も嫌。


少しづつ人生を変えてみようと思った。
蟻の一歩くらいでもいいと思った。
苦しいのは嫌だ。
「死」が手っ取り早いことは分かった。
でも、残酷に「期待」が息を吸わせた。
これが生きていくということなんだろうか。


職を探そう、と思った。
自分が納得して、毎日生きている実感を持てる職を。
今の仕事は自分のためにならない、と思った。
どうせなら、我を忘れるような興奮度の高い職がいい。
いつもくすぶっていた想いは、今、解き放たれた。
いつだってスタートは切れるのだ。


ひたすら時間を過ごすために音楽を流していた。
電車の中で、さぞ迷惑行為だったと思う。
大音量で色々な曲を聴いた。
ひりひりする心の痛みと共鳴して、僕は無になる。
静寂は時の流れを止めて、思考を押し流す。


無意識の中の意識を持って、ICレコーダーを購入した。
気が済むまでピアノに座ってみようと思った。
自分の一秒過去を弔う作業を思い出そう、と。


唯一、今の仕事をしている中で、
辛いながらも救われたことは、
笑顔を絶やしてはいけない、ということだった。


数年前、初めて、あの人に会った時、
「気持ち悪いくらい作った笑顔だね」と言われた。
舞台を見に来たことがあったから。
舞台上で僕は笑っていた。必死に。
エンターテインメントだったから。


あの時は、まさか付き合うとは思っていなかった。
別世界の人過ぎた。
まさか数年後に再会して、
一緒にあんなに笑顔を共有するとは思ってなかった。


その笑顔を貼り付けて、時を進ませる。


何も知らない人たちは、苦しい笑顔を褒める。
犬は優しく声をかけ、猫はすり寄る。
子供はそっと触れてくる。


なんて絶望だろう。


自分の眼が輝くのが分かる。
希望を見つけたんじゃない。
過呼吸を抑え、涙を堪える。
仕事だ。プロでいなくては。


これも生きていくことだろうか。
仕打ちとは違うけど、とことん残酷だ。


結論は出ない。
まだ過去形で語れない。
極端に対称なふたつの答えを期待している。


今までの恋愛は、どこかできちんと理性を保っていたのか。
ただ単に、今回は、タイミングや人生の節目が、絡み合ってしまったのか。
前までは、他に頼れる、埋めることのできる何かがあった時代だったのか。
分からない。



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ここまでを書いたのが昨日。
とは言っても、数時間前。




そして今。
もう4:00AMだけど。


少しスッキリした自分がいる。


仕事を追えて、親友が誘ってくれて、
甘えて、自由が丘のバーで2:00過ぎまで飲んできた。
しっかりと手を握って、肩にもたれて、
静かに、密やかに、飲んできた。


ひとつ言葉を交わすごとに、
涙は浄化作用を持ち、心は平穏を取り戻した。
全てを受け入れることなんてできない。
嫉妬だって、狂気だって持ち合わせている。
涙は変わらず溢れ出す。


だけど、「死」は選ばない。


また別の友達からも連絡が来た。
ひとつひとつの言葉がグサリと刺さり、
そして、少しづつ甘く溶けていくのが分かった。


まだ痛い。
まだ切ない。
まだ苦しい。


だけど。
何らかの形で乗り越えていかなくてはいけないと思った。


明日の朝起きたら、やっぱり辛いのだと思う。
また吐き気に見舞われるかもしれない。
やっぱり「死」を選ぼうとするかもしれない。


でも、それは今じゃない。


ここまで這い上がってきた。


泣きすぎて、肩も首も痛い。
涙が出すぎて、目が更に小さくなった。
だけど、得たものは大きい。


あの人のことが好きで仕方がない。
大切で仕方がない。
見返りなんて求めない。
ただただ、自分がそうありたいだけなのだ。


もしかしたら、あの人は、そうではないかもしれない。
望みなんてない。
それでも、この気持ちは、簡単に変わらない。


全てはやがて過去になるだろう。
ただし、そのタイミングは、今、ではない。
好きな限り、もっと傷つくだろう。
でも、相手を傷つけたくはない。
守っていたい。おごりかもしれないけど。


それが生きていくことなのかな、と思った。


今回、周りにいる人達に泣き言を沢山言った。
周りにいる人達は、ビックリしていた。
まさか、渡辺整がここまで傷心するとは、と。
自分でも思っていたよりも、弱かった。
それほどまでに僕の殻を壊したあの人を、凄い、と思った。


今回の件で、あの人のことを直接知らない人は、
「ただしの味方だから」と言ってくれた。
でも誤解はしないでほしい。
あの人は敵じゃない。
弱い僕が悪かっただけだ。
あの人が悪いわけじゃない。
本当に素敵な人なんだ。






さぁ、そろそろ眠ろう。
久しぶりに、ちゃんと寝よう。
起きるのはまだ怖いけど。





一番に欲しがっているものは、まだ手に入らない。
今後も入らないかもしれない。
でも、手に入れるために、努力していきたい。


そう思えたのは、周りにいてくれる人達のおかげだ。
それだけでも、死ななくて良かった。





ありがとう。


こんなに、この単純な5文字に熱い想いを抱いたのは、
初めてのことかもしれない。