Knockin' on heaven's door

NFLとNBAとその他諸々

石持浅海「耳をふさいで夜を走る」

2015-07-13 21:15:05 | 読書
この作者は、何冊か読んだ事がある。
「扉は閉ざされたまま」とか、
「アイルランドの薔薇」とか・・・。

「扉は・・・」は、ミステリー好きなモンで、
完全に題名に惹かれた読んだが、
これがまた何も覚えていないモンで、
だけどそんなに悪いイメージは持っていなかったはず。

舞台は、埼玉県(現さいたま市あたり)。
”覚醒”する可能性がある女性を3人殺し、
罪に問われないように悪戦苦闘する・・・、
って感じの物語。

まぁ、設定が気に食わなくって、
そんなこと程度では
ヒトは殺さないよって思いが邪魔をして、
全くお話に入れずじまい・・・。

覚醒のくだりも、後々明らかにはされるのだが、
なんだかなぁって感じ。

物語の初期設定から基本設定まで、
全てを否定的に捕らえてしまっているので、
お話が収拾されるオチの部分でも、
やっぱり腑に落ちない・・・。

巻末の解説者も、こんな作品では苦労したようで、
作者のほかの作品からの引用だったりがやたらと多い。
あまりに多くて、過去の作品の内容も
少し思い出せたぐらい・・・。
(やっぱりそんなに悪くなかったんだが・・・)

この作品は、大外れだったようでした・・・。

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