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木下半太「悪夢のエレベーター」

2015-08-17 18:53:32 | 読書
なんとなく題名に引かれて
購入したこの本。
作者の名前は聞いたことも無く、
もちろん読むのは、今作が始めて。
著者紹介の欄には、
劇団の主催者で脚本も手がけているだとか。

舞台は都内某所、とあるマンションのEV内。
後頭部の痛みで目を覚ますと、
緊急停止したEV内で、他3人が乗り合わせ。
互いに話をしていくうちに、話が展開して・・・
見たいな感じのお話。

全部で3章の構成で、残り2部は
乗り合わせた側の目線のお話。

突飛な冒頭からお話は大きく展開し、
一気に物語が突き進んでいくが、
まぁ、ものすごく舞台にぴったりなお話ではないかと。

起承転結もしっかりしていて、
オチも二転三転し
本で読むよりかは、
お芝居として観たかったなと。

読みやすくもありさらっと読めたが、
本職の作家さんに比べると、
軽さは少し感じてしまうが、
その辺は好き嫌いかもしれない。
もちろん、本職でも
軽い作家さんも多いことですし・・・。

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