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五十嵐貴久「交渉人・篭城」

2015-12-27 19:45:14 | 読書
今年2冊目の、この作者さん。
作品は、「交渉人」シリーズの3作目。
1冊目は、なんとなく覚えてはいるが、
2冊目読んだっけって感じです・・・。

舞台は、東京。
とある喫茶店の店主から、
「客を誘拐した」
との自首の電話があり、交渉人が動き出し
お話は色々と展開していく・・・、
って感じのお話。

物語の軸は、何のために人質抱えて
篭城をしたのかってところ。
当然っちゃ当然で、
実際理由も分からなくはなかったり。
そうなると、警察や交渉人側が
悪者に見えてきたり、
汚いことばっかりしやがってって気分に。

オマケに、少年法のお話も絡んでいて、
どう考えても、篭城犯側に肩入れして読んでしまう・・・。
未成年だからとか、心神耗弱だとか、
酩酊状態だったとか、
責任能力の有無。

被害者側からすれば、全く関係の無い話。
それを理由に刑が軽減されるってのは、
やっぱりおかしな話ではないかと。
法治国家なんでしょうがないですけど、
法律がどこまで正しくって、
どこまで現代に適合しているかとか、
疑問は多いです・・・。

復讐をすることには
いかがなモンかと思いますが、
そう思わざるを得ない状況ってのには、
十二分に納得も、同感も出来たりします・・・。

なんにしても、
まじめに一生懸命生きている人たちが
馬鹿を見る社会には、
これ以上なって欲しくないですね。

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