例年通り、10月の主な仕事は小麦の種蒔きです。
初頭に蒔いたものは既に発芽しています。
小麦を条蒔きした後、脇によけておいた刈り草をかぶせておくと、その隙間から最初の葉が突き出してきました。こうしておくと、刈り草は小麦の生長に伴って葉陰に隠れてゆき、保湿されながらスムーズに朽ちることができます。
さて、昨年の小麦跡地には、現在、菜っ葉類が旺盛に生育中です。わさわさと生えているものを間引きながら収穫しています。
<山東菜(手前)と野沢菜(奥)>
10月の播種から翌7月初旬の刈入れまで9カ月もの間生き続ける小麦は、深く根を張って水はけの良い土を作ってくれます。当農園は棚田からの転換畑なので、未だ水はけの悪いところが各所にあり、小麦が土壌改良に一役買っています。