一歩一会・・・♪

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『その男』東京千秋楽観劇♪

2009年04月30日 | こんなお芝居観てみました♪
4月26日(日)東京芸術劇場中ホールにて『その男』東京千秋楽観劇。
池波正太郎先生原作のそのお話は、結構・・・長いお話らしいですね。

・・・・読んでません。
・・・・どんなお話か、全く知りません。
・・・・予備知識なしで(PCでも一切見ず)行きました。

『燃えよ剣』が、自分の中ではイマイチだったので期待しなかったのです。
ただ、上川さんが観たい♪声が聞きたい♪殺陣のシーンを堪能したい♪
・・・・・成志先輩との絡みが観たいっ!!
・・・・・だけ(←失礼ですね)だったのよ・・・。

・・がっ!!
予想に反して、面白かった。意外に深い。
ストーリー的には、ど~~~っていうお話ではないが、好きだ。

川の中から、河童に足を引きずられる者あれば
河童の川流れを見続けるものあり。
川に飛び込み、泳ぐ者あれば
着物を着たまま川端でそれを見守るものあり・・・・。
・・・というお話(・・・いいや、違うか・・・)

・・・腕はあるのに、見続けよ・・・と言われるジリジリした
気持ちのまま生きてゆく男・・・。
時代に参加したくても、することを許されなかった男・・・。
・・・辛いわよ。あの時代なら特に・・・。
時代に巻き込まれることなく時代を見続けろと・・・師匠に言われる
主人公、杉虎之助(上川隆也(・・・・様♪))

「生きて生き抜け」・・・の、セリフが、師匠・池本茂兵衛役の平幹二朗さんから
出てくる時、もの凄い説得力。・・・涙。
二幕最後のシーンと三幕最後のシーンの平さんのセリフにやられる。

家に帰って来て、五木寛之氏の『人間の覚悟』開く。

  今までは、いかに生きたか、ただいきているだけでは意味がないのではない
  か、そう言われつづけてきたと思います。しかし、ただ生きているだけで
  意味がある。
  ・・・・・・上から見るように「如何に」は問わない。下手くそでもくだら
  なくても少々いい加減でも、とにかく生きていることはすごい、と
  自分のことを認めてあげたらいいと思います。

そうなんだよね~~!この文章を思い出した舞台であった。

『その男』・・・いよいよ関西へ上陸なのですね♪
再び観れる日が楽しみです♪
どの役者さんも、芸達者な方ばかりなので観ていて安心・・というか気分上々!

お秀さん役のキムラ緑子さんが、よかったよなあ♪

・・・で、楽しみにしていた成志先輩との絡みは・・・・(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続くっ!!


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