江副 康成 鳥栖市の未来を語るブログ

鳥栖市議会議員として鳥栖市の未来に対する思いを語るとともに、その活動の様子を議会および議会外についてお知らせします。

送電線

2009-06-06 22:32:25 | 都市の姿
鳥栖市政の発展と住民福祉の向上を図るため私(江副康成)の後援会を立ち上げていただいてからまだそう日は経たないのですが、後援会事務所や連絡所としてその立て看板を立てることにご快諾いただいたお宅へ、今日後援会の多数の方々と設置作業に行って参りました。朝方ひどい雨で心配していたのですが、集合時間の8時にはすっかり天気も持ち直し、スムーズに立て終わることができたのが何よりでした。
終わった後、後援会の方々から、これからの町つくりの話や世相を読み解く話など今日も聞かせていただき、いつも大変勉強になっています。

話は変わりますが、鳥栖市は送電線が多い町としても有名です。交通の要所ですから人の分布に合わせて送電線を引かなければならないので当然といえば当然の話ですが。玄海原子力発電所などから福岡、久留米などの大都市に電力を供給するためでもあります。発電機を回し電気を起こすため、送電線には交流電流が流れ、基幹の電力システムは交流が当たり前と思っていたのですが、これからは電気の世界でも大きな変革の時を向かえつつあるようです。

「直流給電」という言葉を最近よく聞くようになりました。テレビやパソコン、インバータ付きの冷蔵庫、エアコンなど家電製品は、大よそ直流電気をベースにして駆動するものばかりです。そして交流を直流に変換するAC-DC変換で10%前後の変換ロスが出るそうです。実際は蓄電装置が間に入り、数回の変換ロスが生じるとのこと。最近の環境をテーマとした産業社会大変革の時代ではこのロスが環境対策の大きな課題となっています。
言われてみれば、屋根に太陽パネル(ソーラーセル)が載り、車やパソコン、携帯電話にリチウム電池が載り、直流電池がいたるところに分散して散りばめられていく世界を想像すれば、交流から直流へのパラダイム変換は時間の問題といえるかもしれません。大きな電力を必要とする工場、施設は発電所と隣接しセットでのみ設置が可能となる世界がそう遠くない日に来るかも知れません。

送電線での送電自体でも遠距離の場合はかなりのロスがでると聞きます。プロパンガス屋さんが電池を運んできてくれる時代がきたりして。そのときは町から送電線も消えてしまうのでしょうか。