江副 康成 鳥栖市の未来を語るブログ

鳥栖市議会議員として鳥栖市の未来に対する思いを語るとともに、その活動の様子を議会および議会外についてお知らせします。

ホタル

2009-06-05 22:13:57 | 郷土愛
私の実家はちょっと小高く森林に囲まれたところで、安良川が外堀のように流れていますが、その川岸から田んぼ越しに距離にして200メートルほど離れたところに位置します。私の幼年期、今から40年位前は今夜と同じように庭でホタルを見かけることがあったのですが、こうした田舎でも長いことホタルは縁遠い存在となっていました。

実は麓翠会というこの地域をよくするボランティア団体(私も所属しています)で、麓小学校の北側、向原川のホタルを近くの若木園の皆さんを招待して観賞するという催しを行い、数年前、酒を酌み交わし、楽しい時間を過ごしたことがありました。そこのホタルはまた見事で、幻想的な光の乱舞を見ることができました。

今年も私は末の小学1年生の娘をつれて、また雨が降ってきそうなちょっと蒸し暑い夜にその向原川に行くと、その時と同じようにホタルの乱舞をまた見ることが出来ました。そのホタルは川を下り、別水系となるので飛んで居ついたのでしょう、安良川の大楠橋近くでも多くのホタルが光を放ちながら飛び交うのを確認できました。ゲンジボタルはカワニナを食料とし、きれいな川でしか生育できません。幼少時遊んでいたようなきれいな川がよみがえっていることを嬉しく思います。

その向原川の乱舞するホタルの群れは自然に復活したのではなく、Iさんという麓翠会会員の努力があってのことだと私は思います。市役所で担当課長としてその一体の河川工事をする際、ホタルが成長するのに障害とならぬような工事方法を取られたと聞きます。また、麓小学校PTA会長時代にはカワニナの放流を行うことをPTAの年中行事の一つとして行うことを企画実施されました。こうした地域の皆さんの努力が今夜私が昔懐かしく庭で見たホタルと繋がっているのだと妙に感心したところです。