
アサギマダラが飛来している情報をmasaさんから得て、
佐礼谷のフジバカマ植栽地へ行きました。
山ではヒヨドリバナの咲く8月に、この蝶の姿をよく目にする。
里ではフジバカマの咲く10月になるようだ。
どちらもフジバカマ属に分類される植物。
アサギマダラは、殊の外、この花の蜜が好きなようだ。
フジバカマの野生種は、ほとんど目にすることがない。
(彼岸花同様、中国原産の外来種)
秋の七草として有名なので園芸種として栽培されていることが多い。
近年は渡りの蝶として広く知られるようになり、
アサギマダラの好きなこの花を植栽する場所が増えたようだ。
ヒヨドリバナでは見られない数のアサギマダラがフジバカマの咲く場所には群れる。
佐礼谷のこの場所にも20~30頭くらいのアサギマダラが飛来していた。
多い場所には50~100頭くらいの数が群れ飛ぶというからフジバカマ効果は凄い。
私のアサギマダラ原体験は、小学3年生の夏だったと記憶している。
まだその頃は、渡りの蝶として認識されていなかった。
お城山の森で見上げた樹間越しの空に、空色を透かしような美しい蝶が虚空を舞っていた。
アサギマダラは浅葱色(青緑色)の蝶である。
青磁の色に近いかもしれない。
浅黄色(薄い黄色)の蝶ではない。
私も誤用していたが浅黄斑の漢字は間違いで浅葱斑が正しい。
でも原体験の色彩は、空の色を透かした透明感のある淡い青の記憶が強烈に刷り込まれている。
私のアサギ色は、アサギマダラblue。空の色を透かした淡い青なのだ。
浅黄斑は推理作家のペンネームですからそれで覚えたのです。
フジバカマは嫌地現象か土壌ウィルスか分かりませんがだめになることが多い。
この研究を教え子がしています。
九州や四国の研究者からの問い合わせや出張指導に出かけているようです。
昨年、彼の畑には300頭くらい来ていました。
今年は異常!
50頭くらいとか・・・
花もまだつぼみ。
空中の生態を撮りたいと思いつつ実現していません。
今年こそはと狙っていますが、雨、風で・・・
改めて浅黄色をネットで確認してみると、まったくアサギマダラの羽色とは違う薄い黄色(漢字の浅黄そのまま)だったので驚きました。
以下のサイトが正解の浅葱色の解説をしています。
https://irocore.com/asagi-iro/
以前、たしかネオワイズ彗星の時だったと記憶しています。
鬼城さんから教えてもらった「ひかりみつる里」さんのブログを今回も参考にさせてもらいました。
http://izumigamori.blog.fc2.com/
こういう人の存在は貴重ですね。
ブログの内容も面白いので、よく訪問させてもらっています。
アサギマダラの飛翔写真は、フジバカマの群生地なら難しくありません。
あれだけの数の蝶が群れていると連写機能で、数打ちゃ当たる、ですよ(笑)
私も310枚くらい撮って7割はゴミ箱ゆき。
残りの3割なんとか写っていました。
背景を考えて撮ると絵的に綺麗になります。
私の場合は得意の玉ボケですね(笑)
この週末は安定した晴天なので鬼城さんも是非挑戦してみてください。