森案内
2014-06-09 | 森

その日の朝まで、空模様は二転三転した。
以前から約束していた笹倉湿原までの森案内だった。
やっと、そのチャンスが巡って来た。
梅雨入り開始早々、連日雨が降り続ける。
それも梅雨末期のような、バケツをひっくり返したような雨降り。
これで苔の湿原に雨水が溜まる。
苔の湿原は、雨降りの後じゃないと、
カラカラに干乾びた褐色の低地にしか見えない。
足場の悪い雨降りの森歩きでは、可哀そうだ。
出来ることなら、雨上がりの晴天というコンディションを願っていた。
直近の夜まで、ほとんど諦めていた。
rieさんmariさんには場所の変更を伝えていた。
ところが朝目覚めると青空の広がる絶好の空模様。
慌てて集合時間の繰り上げを通達…
なんとか手間取る準備を端折ってもらい(汗)30分早く出発。
皿ヶ嶺やカルスト高原それに石鎚くらいしか歩いたことのない彼女たちには、
少し試練だったかもしれない。
整備された登山道ではない本来の山道、
道を塞ぐ倒木やぬかるみや笹薮を踏み分ける、ちょっとワイルドネスな体験(笑)
襲い来る虫や森の放つ雨上がりのうん気に閉口して、
それどころじゃなかったかも?
少し時間が経ってから、
辛かったことも含めて、深緑の原生林を歩いた一日を想い出してくれたら嬉しい。
雨上がりの晴天の条件が中々難しいですね。
しかし、ひからびた湿原や大水となった湿原は湿原で無くなりますから・・・(笑い)
森は生きている。息吹を写真から感じます。
色んな試練も含めて楽しかったと。
ホッとしています。
私は山や森の自然界では、彼女たちを導く案内人となれます。
でも街に帰ると立場が逆転します。
街では私は迷い子となり、彼女たちがテキパキと先導してくれます(笑)
このところ、山から帰ると東道後の「そらともり」という彼女たちお気に入りの癒し系の温泉施設で入浴してから、
http://www.soratomori.jp/facilities.html
美味しいものを食べるというパターンです。
私はテキパキ段取りする彼女たちに従うまま…
坂本龍一が対談で、こんな発言を。
「若い人が自動車に乗らなくなった、
テレビを買わなくなったという。
サラリーマンがバックパックを背負って自転車通勤をする。
ゆっくりと意識が変わってきているのかもしれない。
20世紀の文明と違って、安心できる丁寧な暮らしが
やっぱり心地いいじゃないですか」
今の40代以上の大人たちには、ほとんど期待していません。
彼ら若い人たちが、よりよい世界を築いてくれることを祈るばかりです。
梅雨晴れに木々囁くや吾一人
湿原を見た後一気に登る筒上への道。
10年ほど前になにも知らずにのぼりました。
紅葉の季節に湿原と展望、私にはハードなコースとなってもう無理でしょうかね
先日の石立は登りはどうってことなかったけど下りはゆっくりとなってしまいました。
いつもじっくり画像を楽しませていただいております。
どうやってもこのように撮影できないので「いいな~」とため息です。
先程、梅雨晴れの山から帰って来ました。
誰かな?
四里も雨の中、歩ける体力の持ち主となると、
顔見知りの中でも限定されます。
私も雨の森歩きは好きなので嬉しいお便りです。
私は、それぞれの事情で名乗りたくないのなら、
それを別段、咎める必要はないと思っています。
まぁ、また気が向いたら、どうぞ。
相変わらず花を求めて東奔西走の日々ですね。
毎日、拝見していますよ。
ごめんなさい。
私も笹倉から筒上の藪道を歩いたことはありません。
森歩きは好きだけど、藪漕ぎは勘弁です(笑)
そう云えば、
八方ブナへ至るの野地峰からの尾根道も以前のスズタケの藪に戻ったらしいですね。
あの貴重な四国の自然遺産を守るためには、それで良かったと得心しています。
そうですね。
私自身が笹倉は梅雨時の雨上がりが一番美しいと吹聴してきた功罪も実感しています。
当日はマイクロバスで20人くらいの団体さんも訪れていまいした。
今日は面河道の森歩きの帰りに面河山岳博物館で催されている
「両生類展」を観てきました。
日本が世界に誇る両生類の多様性には、ずっと瞠目していました。
でも残念ながら展示内容は薄かったです。
新種発見されたシコクハコネサンショウウオもイシヅチサンショウウオも、
あの程度なの?
担当の学芸員さんがいなったせいもありますが、
とても残念でした。
この動画は好いなぁ♪
こういうの大好きだ。
http://whats.be/9513
headphone外したくなる・・・・・
今回の記事は久しぶりに皆さんの関心を呼ぶようです。
misaさん、このフラッシュモブは素敵ですよね。
音楽は確実に人を幸せにしてくれます。
そしてWカップのどさくさに紛れて、日本は戦後70年近く守り続けてきた、
先進国で唯一、戦争しない国(他国への武力行使に参加しない)
と云う真に誇るべき名誉を放棄しようとしています。
私は護憲派ではありませんが、自民党憲法草案と比べると、
文句なしで現行憲法を擁護します。
もうこうなると憲法9条をノーベル平和賞に。
これしか残された道はないのでしょうか?