今日の花は名前からは季節外れかもしれない「ユキヤナギ（雪柳）」です。バラ科の落葉低木で、原産地は諸説あるものの日本産が有力だとか中国原産だとか。別名、コゴメバナ（小米花）、コゴメヤナギとも。遠くから見ると間違えそうな似たものに、シジミバナ（蜆花）がありますが、こちらは八重咲きですから花を見れば違いが判ります。
昨日の発達した低気圧による嵐は台風並みと云われるが、これも熱帯低気圧、つまり太平洋で発生したものでないから「台風」とは呼ばないだけで、中心気圧は15:00の天気図では972hPaで、一般的な台風と何ら変わりない。発生場所が違うだけで強い風と呼ぶから、人々も台風よりも警戒感が薄れる。
私に言わせれば台風と何ら変わらず、「台風」と呼ばない事で招いた事故や被害が、増えたやも知れぬ。「春一番」はカレンダーの日付が違うだけでそう呼ばない、今度は発生場所が違うのでそう呼ばない。だが、定義の中身は挙げた違い以外は全て合致する。四角四面で融通が利かない。
例えば倍の仕事を与えるとする。1人分の仕事をしている人は2人分の仕事量になる。大変だね。最初から2人分の仕事をしている人は堪ったものじゃない。4人分の仕事量になる。「倍」という言葉だけでも、人に依っては、その重みは違うのだ。「倍」はかけ算だけれど、べき乗だと増々差は広がる。これが、数字のレトリック。
数値を示して「見える化」と会社でも云われるが、数値化が難しい、或いは出来ない事もある。更には、数値を見える化して、そこに含まれる数値化出来ない負担を加味されず、仕事に依っては過小評価されてしまう。私は数学には弱いが、数値化を求める方も哲学が判っていない。数値化が正しくとも、先の気象用語の様に、定義に少し反するからと「春一番」「台風」とは呼ばない様に、やっぱり過小評価する。
良く、評論家や批評家、有識者達が問題が顕在化して「今問題が問われている」やら「今からやらねば」、「今後進めて行かねば」とほざくが、私に言わせれば顕在化する前に言えよと相成る。事が起きてから収束させるのは並大抵の事じゃ収まらない。目が出た時に摘んで於くべきだし、先見の目がなくて何が評論家だと、有識者だと相成る。
今日の避難訓練は雨天中止です。開いた口が塞がらない。雨天の時に避難したら、どう云う問題が起こるのか判って中止しているのか？泥濘む中、雨で体温が奪われ、気分が悪くなる者も出るだろう。が、担架の用意をした避難訓練などした事がない。震災は天気に合わせてくれるかね？台風や吹雪と大震災が重なる事など有り得ないとは言わせないよ。が、実際はそんなことを考えて避難訓練しているところ等皆無だ。私は冷房対策を含め夏でもジャンパーを椅子に掛けっ放しだった。
東電は今期も来期も新入社員を採らない様だね。これも私にはおかしな話しに見える。失策を犯して、高給を得ている者が温存されて、新しい血を入れて社風を変える可能性のある若い者を排除しても、人件費の抑制にしても微々たるものだし、新たな約款で公益事業社たる使命を果たせと教育効果も高い、新入社員を入れる事こそ社風・体質改善に繋がると思うのだけれどねぇ。つまりは既得権益者に取っては都合の悪い施策は取らないと云う弱い者虐めは相も変わらず。
だから経営破綻させれば良かったのだ。東電に資本注入するのでなく、賠償基金に注入すれば良かったのだ。発送電分離と云えど、全国一律に政策として出来はしまい。何故なら、それぞれの電力会社は上場企業で其れこそ資本主義故に、株主が反対すれば出来はしまい。そこで、東電破綻策が良い機会だったのだ。東電を破綻させ、東電管内だけでも発送電分離し、電気代が安くなれば企業が工場を移して来る。そう云う市場原理が働けば、我も我もと相成る。
東京新聞が報じたのだが、自治体が持っている水力発電での東電への売電価格が7.7円/kWh、それが一般家庭に請求される時には23.8円/kWhになっていると云うのだ。市場価格の原価と云うのは概ね4～5掛けが相場、だから半額セールでも若干の利益が出る物もある。が、電気代とは公共性の高いものだが、3倍の値段に跳ね上がるとはあこぎな商売をしていたものだ。だから、報道があってから、東電には売らないと云う首長も出て来た。
市場取引価格よりも市民の為にと安く売っているのに、東電がぼろ儲けしていた。そう云った金が政治献金等に使われ、天下りに使われ、事故当時会長が報道陣引き連れ中国訪中していた様にマスコミに流れ、無責任な怠慢経営を続けられる温床になっていたのだ。
損害賠償機構を作った時点で、破綻策は無くなったのも同然だ。落胆したね。そうした決断出来ない政治は続くと思っていたら、原子力規制庁も思った通り、発足出来ずじまい。元から、入れ物を変えても何も変わりはしないとは思っていたけれど。こればかりは自民党が主張する三条委員会の方がマシだと思う。まぁ、国会事故調が調査中に係らず、発足させるのも拙速だと思うがね。
何よりも、これだけ多くの国民を被害者にしたのに、誰も罰せられていないと云うのが信じられないのだけれど。一番国民の為に働いた省庁は実は防衛省だったりする。
国家公務員は徴兵を経てから配属せよ！
( ´ー`)yー-～
国際標準化機構（ISO）によって、人間の痛みの感じ方についての統一単位「ハナゲ（hanage）」が制定され、「長さ1cmの鼻毛を鉛直方向に1N（ニュートン）の力で引っ張り、抜いたときに感じる痛み」が「1ハナゲ」と定義された。