
海行者 美都久屍 山行者 草牟須屍 大皇乃 敝尓許曽死米 可敝里見波 勢自等許等大弖 大夫乃 伎欲吉彼名乎 伊尓之敝欲 伊麻乃乎追通尓 奈我佐敝流 於夜乃子等毛曽
大伴家持(おおとものやかもち)
※長歌の一部抜粋
万葉集は万葉仮名遣いですので例えば「於夜乃子等毛曽」は「おやのこどもそ」と読めますから、左程難しくないのですよ。頑張って解読してみよう。
今日は久し振りにボランティに行ってきました。前エントリで記した協力者のお宅の庭の手入れです。ご主人は「お礼をせねば」と仰っている様ですが、捨て猫を飼い猫として受け入れてくださっている事への私からのお礼で、私の出来る範囲での(お節介かもしれませんが…)事ですので、お礼など戴く訳にはいきません。私の勝手な解釈ですが「お礼せねば」と仰ってくださっていると云う事は、「余計な事しやがって」とは思って居られない様なので安堵して居ります。
そのお宅の庭から流れ出た土砂が宅前の舗装道路を狭く見せて居りましたので、最初は公園の美化で処分に困った石を使い、或は川から拾って来た石を使い、文字通りの縁石を組んで道路にはみ出した土砂を庭に押し戻しました。近所から浮いた感のするそのお宅も、少しは近隣と同化し、視線も和らぐのではないかと思います。外からの見栄えは私が手入れする前とは見違える程様変わりし、何だか人が住んで居るんだか住んで居ないんだか判らなかった様も、ちゃんと住人が居る事が判る様に、つまりは防犯にもなる訳です。
と云う事から察して頂けるかと思いますが、塀・門扉の無いお宅ですので防犯にもう一知恵使い、縁石を組んでいた時から気づいていたあまりにも多い庭土に混じった石を使い、今、篩(ふるい)いに掛けて石を取り出して砂利敷きにしている処です。京都生まれで二条城は二の丸御殿の鶯張りを知っている私には至極当たり前の発想ですが、上を歩くと音がする砂利敷きは空き巣防止にもなります。それに、雨の日には靴底が汚れませんしね。
と云う事で、私のボランティア活動も今はそれだけ。道すがらのゴミ拾いや公園の美化は暫くはお休みです。と云うのも、余計な干渉があまりにも多く、例えば「幾ら貰ってるの」と云う下衆な勘ぐり、ちっとも仕事をしない補助金目当ての公園愛護会員の廻り諄い「もう十分奇麗よ」と云う妨害やら確執やらで、精神的に宜敷くない状況から少し間を取っています。
電話勧誘で投資やら投機話を持ちかけてくる相手に「興味ないから」と返しても「お金儲けはしたいでしょう」、酷い時には「お金に興味が無いんですか!?」などと、完全に論点がズレている輩が居ます。投資・投機に興味が無い訳で、生活していく上での最低限度さえあれば良い訳で、贅沢する気持ちは無いと云う意味なのですが、相手には通じません。「カッコいい高級車に乗りたいでしょう」みたいな自分の願望を誰しも持っているものだと思い込んでいる様です。
先の、ボランティアでしているのに「幾ら貰ってるの」と訊いてくる人も同じです。自分が無償奉仕などあり得ないと思うのは勝手ですが、人様も同じ考えだと穿った見方しか出来ない考えが卑しくて、拘ってこられるのが迷惑です。大人げないので「お前とは違うわ!」と言い放ちたい処をぐっと堪えて、「ボランティアです」と造り笑顔で誤摩化すのも飽き飽きしてきました。
話を投機に戻しますと、自分が儲けると云う事は誰かが損をする訳で、誰かを貶めて自分だけ良い思いをするなど私には出来ません。本来の投資は事業を資金面でバックアップする事ですが、「投資で儲けませんか」と儲け話にする時点で投資ではなく投機の部類です。私個人的には投機など世界中で禁止すべきだと考えています。
さて、YouTubeにて田原総一郎、池田信夫、高橋洋一の3氏に依る経済問題論議を見ましたが、政府の為替介入と云うと日銀がお札を刷っていると思い込んでいる田原総一郎氏には唖然としました。池田・高橋氏の解説もさっぱり判らない様子で、池田・高橋氏も田原氏がどう判っていないのか理解していない様で、説明が下手糞と云うか、田原氏に合わせた解説が出来ず終い。今後田原氏が経済問題を取り上げる時、スルーしても差し支え無いどころか聞くだけ無駄です。私には池田氏の話もピントがずれている様にしか思えませんでしたし、氏の政治談義も的外れにしか思えません。評論家が政治家になっても碌な政策が出来ないのはもう既に色んな方々が実証済みでしょう。
明日は内科検診と役所に出向きますのでBlogを記す時間があるかどうか?
( ´ー`)yー-~
メキシコの田舎町に訪れたアメリカ人旅行者が活きのいい魚を上げてる漁師に出会った。
旅行者は「すばらしい魚だね。どれくらいの時間漁をしていたの」と漁師に尋ねた。
漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。仕事にあまった時間はいったい何をするの」
と聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝たり、子どもと遊んだり、女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、君にアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
その後、自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
そしてロサンゼルス、ニューヨークへと進出し、君はマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから?今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんと昼寝して過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。どうだい。素晴らしいだろう」