ど根性系障害者は頑張って生きていくぞ!!!~高次脳機能障害その他症状てんこ盛り障害とともに~

交通事故で負わされた高次脳機能障害等とともに3年ぶり復職できたけど、次の目標を探しながらまだまだ頑張る奮闘ブログです。

高次脳機能障害を理解することは、高次脳機能障害当事者には難しすぎるんです

2012年06月09日 11時35分53秒 | 日記
 たむたむさんの辛さ、僕もわかります。

 僕は、約2年半前の暮れの通勤途中、信号無視の大型トレーラーに魅かれて
意識不明の重体で救急病院に救急搬送されました。

 大たい骨が真っ二つに折れていたんですが、脳内出血、肺挫傷なんかの危篤状態だったから
しばらく手術はできなかったんだそうです。

 そのころは、意識不明だったから、あとから教えてもらったんですけど・・・。

 でも、脳内出血は、びまん性軸索損傷ってことで、手術できないほど広範囲でしたが
出血は止まっていたから、頭の手術は受ける必要がなかったそうです。

 でも、事故から2週間くらいで、大たい骨骨折の手術をしたので、今も添え木のチタンが入ったままです。



 手術前後、僕は目が覚めた状態になっていたそうなのですが、
意識障害の僕は、自分が誰だかわからないし、誰が誰だかわからない状態でした。

 でも、事故から1か月半くらいで、僕は、自分が病院のベッドにいることを気が付きました。

 その頃、病院のスタッフさんに転院をすすめられたうちの奥さんは、転院先を何か所か検討したそうですが
高次脳機能障害者の支援に力を入れているリハビリ病院に転院を決めていたようです。



 だから、意識障害のたむたむさんに転院を勧めたことは、適切か否かで言えば、不適切だったと思います。

 これは、たむたむさんの責任じゃないですよ!!

 発症直後の高次脳機能障害者に、自分の回復のための転院なんか考えることはできません!!!



 僕だって、自分に意識障害があったころ、脳のリハビリをやっていたかどうかなんてことは、
記憶がないから覚えてないけど、奥さんに聞いてみたら
身体障害のリハビリはやっていたようですが、脳のリハビリはやっていなかったそうです。



 転院したのは、事故から約2か月の頃でした。
たむたむさんが転院された、手術後2週間後と言えば、僕は、記憶障害真っ只中でしたから
転院なんてとんでもない!って状況だったんだと思います。



 だから、僕はお医者さんじゃないから、医学的なことはわからないけど
意識障害のままで脳のリハビリはやっていませんでした。

 でも、高次脳機能障害の回復は、早くリハビリを始めた方が効果が大きいそうです。

 だけど、手術直後、当事者のたむたむさんに、転院を勧めたりすることは、
高次脳機能障害の当事者として、どうかと思いますよ。



 僕は、転院直後から「早く復職しなければ!」って思いで、
早く退院させてもらうようにお願いしてました。

 だけど、それでも、退院まで約2か月ほどかかったと思いますし、
退院してからも、約2年弱、週6回の外来通院リハビリを受けていましたよ。

 リハビリには、PT、OT、STと3種類あるんですけど
PTは足のリハビリでしたから、ど根性系の僕と、同じく、ど根性系の先生でした。

 そのPTのリハビリは、「頑張れ!がんばれ!」って応援してくれる、坊主頭の先生に、
坊主頭の僕が、「事故に遭う前は、こんなもんじゃなかったんだ!もっと頑張るぞ!!」と
まるで、ど根性系青春ドラマみたいなリハビリやってましたよ。



 でも、OTは手、STは言葉のリハビリですけど、脳のリハビリでもあるんですよね。

 だから、PTの先生に言ったように、「頑張るぞ!」って言うと
「頑張ることは、脳にストレスをかけるから、頑張っちゃダメ」って言われるんです。

 だから、「え?あれ?ええと・・・、あ、わかりました!頑張らないように頑張ります!!」って答えてました。


 結論から先に言えば、一日でも早く退院や復職をすすめられたことはありません。

 僕は、休職中、自分の職場が人手不足になってますから、
「早くどうにかしないといけない!」っていう義務感から、退院や症状固定、復職を望みました。

 でも、病院のスタッフさんたちは、誰ひとりそんなことを進める人はいなくて
脳のリハビリは頑張らないで継続していかないとダメ、って言う人だけでした。

 だから、意識朦朧で脳のリハビリをやっても、効果あるはずないと思います。



 労災の場合も、手当が受け取れる期間に期限があるそうだから
患者さんの方から、退院や症状固定を望んでくることが多いようで、
これには、ソーシャルワーカーさんが対応してくれてたと思います。


 少なくとも、不安を訴える患者さんを放り出すようなことは絶対にありえません!!!

 日常のリハビリは、もちろん大事ですが、僕は、大型車に轢かれたから身体障害者でもあるんです。

 だから、退院しても歩かないでできるリハビリの方法をお手紙に書いてくれましたよ。

 転んで頭打ったら、もっと、大変なことになりますからね。

 僕は、転院直後、口の中の違和感や、味覚障害を訴えていたので、そのお薬は今でも処方してもらっています。



 こんな感じですが、高次脳機能障害、遂行機能障害、記憶障害、抑制障害、注意障害、
平衡機能障害、嗅覚障害、味覚障害、聴覚障害、視覚障害などなど症状てんこ盛り障害者ですが
絶対に復職して、障害者のための仕事をするんだ!!って言ってるど根性系障害者の公務員です。



 入間でお会いするの楽しみですね。

 あ、ちなみに僕は、「続・日々コウジ中」の93ページだったかな
「目撃者がいなかったKさん」が僕です。

 病院のスタッフさんたちに、「そっくり~!!」って大うけしたんで
良かったらご覧くださいね!