去年の今頃、勤務先から分限処分を下され、お試し出勤を課されて迎えたんだと思う。
今年は、無事に新年を迎えることができるものと思っていた。
しかし、そうではなかった。
今、除夜の鐘が聞こえてきそうなのに、僕はなんでパソコンに向かっているのか。
それは、僕をこれほどまでに苦しめた勤務先の組織に対する審査請求をしたからだ。
年明け早々、その審査会が開かれ、僕はそこで口頭意見陳述をする。
高次脳機能障害の症状で、思った言葉がすくに出てこなかったりすることもある。
それから、社会的行動障害で、何か大声で言ってしまうかもしれない。
そんなことが起きないようにするための台本を作っている。
その審査会は、公平、中立のものらしい。
しかし、僕の勤務先では、今まで審査請求が棄却されなかったことはないらしい。
ということは、勤務先の組織同様のレベルということに違いない。
僕の高次脳機能障害の症状のひとつに社会的行動障害がある。
これは、その場の空気を読めない発言や行動をしてしまう障害だ。
僕の場合、信号無視の大型トレーラーに轢かれて、こんな目に遭わされた。
だから、それに対する気持ちの表れなのかもしれない。
悪い奴は絶対に許さないという気持ちが強化され、正義感の塊になった。
法令遵守が当たり前の公務員だから、それで支障ないかと思うだろう。
しかし、そんなことはなかった。
今はまだ詳しいことは書けない、今はまだ・・・。
審査請求の口頭意見陳述の後は、民事訴訟の原告として法廷に立つことになっている。
こんなことが2、3週間のあいだにあるということは、普通の人生ではありえないことだと思う。
だけど僕は闘う。
こんな悔しくて辛い思いは、誰にも味わってほしくないから・・・。