バイクと音楽を楽しむ前期高齢者

ロイヤルエンフィールドとグループサウンズ、カワサキWシリーズとグランドファンクをこよなく愛しています。 

0190430 カフェOTTO通信 美味キッス

2019-04-30 20:02:16 | カフェOTTO

ハニートーンズの中野さんが持ってきてくださったキス、今日調理して食しました。ネットで調べると背開きして背骨を取ってますが、腹の身が薄いので背開きは不可能でした。ほいで腹開きにして背骨を取って天ぷらにしました。鯛やヒラメなどの大きな物に比べてこういう小さい魚は調理が難しい。はらわたのニオイも結構クサかったんでどうなるやらと思いながら進めます。ほいで揚げたてを一口食った瞬間、衝撃が走りました。今まで天プラ屋などで食ったものとは比較にならないのです。まず軽い。一切の濁りを感じさせない味。平成最後に良い思いをさせていただきました。中野さんに感謝感謝です!!!

 平成に触れたところで、象徴天皇制に対する意見を述べたいと思います。個人的には一つの家系が象徴として憲法に定められることには反対の立場です。

 それとは別に、現天皇が30年間にわたって行動で示されてきたことに関しては手放しで賞賛する以外にありません。平成時代には数多くの災害がありました。そのたびに現地に出向いて美智子さんとともに、被災者の目線に合わせて励ましてこられました。上から目線で「がんばれよ」ではなく、膝をつき合わせて同じ目線に立っておられたことが印象に残ります。ただこの行為を右翼と言われる人たちは快く思ってなかったと聞きます。

 そして先の大戦で亡くなられた人たちへの慰問。特に唯一の地上戦となり、県民の1/4が亡くなった沖縄への度重なる慰問。アジア諸国など、激戦となって多くの死者を出した地域への慰問活動は現地の人たちも含めて歓迎されたと報じられています。天皇は先の大戦で日本がおこなった行為に対しても正しい歴史認識を持つべきだという考えから「日本の行為によってなされた不幸なできごとを悲しく思う」とも述べられています。これは韓国や中国の政権からも評価され、親日感を抱くと伝えられています。安部政権が尊大な態度でアジア各国との信頼関係をズタズタにしているのと比して、なんと真摯ですばらしい態度でしょうか。

 しかしこういう天皇の思いに反し、戦争を反省しない右翼からは「天皇の慰問活動は靖国を潰す行為だ」と攻撃されました。つまり「戦死した人たちは神様となって靖国神社に奉られているのに天皇が戦地に赴いて慰霊する行為は戦死した人たちの霊が靖国ではなく、現地にある」ことを示すものでけしからんというものです。天皇の行為は「靖国は不要」だと映ったのでしょう。しかし天皇ご夫妻はそういう声に耳も傾けず、限りある制限の中で思想を貫いてこられました。

 実は私、アサノの叔父も硫黄島で墜落死しました。つまり特攻隊の一員での戦死です。父はそのことについてほとんど語ることはありませんでした。彼の霊が靖国にあって神様になったなどとは思っておりません。彼の母親の思いは決して「死んで神様になってバンザイ」などではなかったでしょうから。

 また、桓武天皇の母が朝鮮出身だったことを明言されたことはすごいことでした。天皇の家系に朝鮮が入っていたことは「日本の万世一系の・・・」という考え方を根本から崩すもので、それは「左翼の作り話、雑言」であったことを、天皇自らが認めたと言う意味では衝撃でした。それを表明することによって日本と朝鮮との友好関係を深めようと考える天皇の思いもわってきます。

 色んな意味で平成天皇と美智子皇后は素晴らしい平成時代を築いてくださいました。令和の時代が平成を受け継いで発展することを願います。日本国民が天皇を敬愛・尊敬している中、憲法を変えて天皇制を無くするという積極的な意義は現在のところないと思います。将来、天皇自身が「もうやめてくれっかこの制度、わしも普通の国民になりたいわ」と思い、国民がそれに賛成した時点でのみ、天皇制を議論することになるでしょう。それまでは天皇制を含めた現憲法を全面的に守っていきたいと思うのです。

 5月の街角ライブでは「我が窮状」をリエちゃんと一緒にやります。みなさん、この曲を覚えてくださいね。