映画『アフリカ珍道中』

2012年01月03日 | 映画の感想

監督 ヴィクター・シェルツィンゲル
ボブ・ホープ (Hubert 'Fearless' Frazier)
ビング・クロスビー (Chuck Reardon)
ドロシー・ラムーア (Donna Latour)
ウナ・マーケル (Julia Quimby)

2人の男がアフリカで繰り広げる騒動を描くコメディで、珍道中シリーズ第2作。ドン・ハートマンとサイ・バートレットの原作の映画化で、脚本はフランク・バトラーとハートマンが執筆。製作はポール・ジョーンズ、監督はヴィクター・シェルツィンゲル、撮影はテッド・テツラフ、音楽はヴィクター・ヤング、ジョニー・バーク、ジミー・ヴァン・ヒューゼン、編集はアルマ・マクローリーが担当。

★☆☆☆☆

1941年、珍道中シリーズ第2弾。第1弾で気をよくしたのか、わずか1年後に作られた今作は、思いっきりハメを外した内容。二人の仕事は、サーカスの人間ロケットだったり、見せ物の人間発電機だったり、コウモリ人間だったり、いや~もうふざけ過ぎ!『シンガポール珍道中』でコンビがセッセッセをやって相手を油断させといて格闘シーンへという流れがあったけれど、今作では相手がそれを知って先制攻撃。こういうの、インディ・ジョーンズの蛮刀振り回す悪漢たちのシーンでもあった可笑しさだ。クライマックスは、ゴリラとの格闘シーン!一目瞭然の着ぐるみゴリラとの対決、というかプロレスをやっている。特撮なんて稚拙な時代だから、多少のチープさは仕方ないとしても、ずったんばったんのプロレスはないでしょ?しかも、人食い人種から逃げる手段が、偶然のセッセッセ・・・いやはやもう脱力の連続、笑えない。第1作が、南の島の異国情緒たっぷりの映画だったが、これは悪ノリしすぎ。

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