映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』

2012年09月21日 | 映画の感想



監督 ティム・バートン
ジェームズ・フランコ (Will Rodman)
フリーダ・ピント (Caroline Aranha)
ジョン・リスゴー (Charles Rodman)
ブライアン・コックス (John Landon)
トム・フェルトン (Dodge Landon)
アンディ・サーキス (Caesar)
デイヴィッド・ヒューレット (Hunsiker)
タイラー・ラビン (Robert Franklin)
ジェイミー・ハリス (Rodney)
チェラー・ホースダル (Irena)
デイヴィッド・オイェロウォ (Steven Jacobs)
ソニヤ・ベネット (Mother on Sidewalk)
カリン・コノヴァル (Maurice)
リア・ギブソン (Party Girl)
アルツハイマーの薬を研究しているウィルは、チンパンジーに新薬を投与する。目覚ましい知能の伸びを見せたメスのチンパンジーがいたが、彼女は暴れだし、射殺されてしまう。妊娠していた彼女が産み落とした赤ん坊チンパンジーを育てていたウィルは、シーザーと名付けた彼に高い知能があることに気付く。ある日、アルツハイマーを患うウィルの父親が隣人ともめているのを見たシーザーは、彼を守ろうと暴れ、霊長類保護施設に入れられてしまう。

★★☆☆☆
猿たちの造形がよくできているのに感心。ひと昔前のメーキャップで猿作っていた時代とは違うもんだなあ。『猿の惑星』シリーズって回を追うごとにつまらなくなっていった。続編ではミュータントなんてのが出てきたり、進化した猿が現代にやってきて猿革命を起こしたり。違うんだよなあ。人間がおのれの愚かさゆえに勝手に核戦争やら環境汚染やらで滅んでしまったあとで、猿が進化して文明をもつ。そこにウラシマ効果でやってきたチャールトン・ヘストンたちが驚愕する・・・そういうコンセプトで最初は作ったはずなんだもの。猿がタイムスリップしてきて歴史を変えるってのは反則だ。まあこの映画の場合、人類が医学の発展と称して次々と開発する薬品が引き金になるわけだから、現代社会の歪みが原因で人類が猿に置き換わっていくところは押さえているんだけど。でも、違うんだよなあ。猿が人間を滅ぼすんじゃなくって、人間が勝手に滅んでいかないと。いったん御破算になって文明が完全にゼロ状態になってからの進化って話じゃないと、第1作の人間がサル状態に野生化したり奴隷になったりしていることの説明がつかないじゃないの。
そんなところにこだわってしまうボクなので、あんまり評価できないな。ア・・・あれはけっこういいと思うんだけどな、ティム・バートン監督の『PLANET OF THE APES/猿の惑星』。「これはまた別の話」って感じが。


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2 コメント

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連休 (tatsu)
2012-09-23 20:19:27
連休毎に大量の映画コメントが書かれるパターンのようですね。
今回は「スターウォーズ」と「猿の惑星」くらいしか見てません。

最初に見たスターウォーズはハワイの旧市街地にある映画館でした、幕間にステージ上でハモンドオルガンでテーマ曲の生演奏をしていたのを覚えています。
旅先で時間があれば何か映画を見るようにしています、その際言葉が分からなくても絵で楽しめそうな作品を選ぶので、その点ではスターウォーズはぴったりでした。
tatsuさんへ (矢菱虎犇)
2012-09-23 23:57:55
そうなんですよ~
つい貯め込んじゃって。
ボクもtatsuさんみたいに映画館で映画が観られるといいなあ。
やっぱ映画館で観るとどこでどんなふうに観たか忘れないし、映画の印象が違う気がします。

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