アロマテラピー学習ブログ

http://www.aromakankyo.or.jp/license/text.html
参照。

タンパク質・アミノ酸・必須アミノ酸

2008-03-07 15:34:30 | 健康と食生活
たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されている。

ヒトのカラダの約60%は水で、残りの約半分がアミノ酸(たんぱく質も含む)である。アミノ酸は人間のカラダの細胞、ホルモン、酵素などを形成する他、カラダにとって様々な重要な機能を担っている。

一般的に卵のたんぱく質などの動物性たんぱく質はアミノ酸スコアが良好で、小麦やトウモロコシなどの植物性たんぱく質のアミノ酸スコアは低いことが知られている。最も不足する必須アミノ酸はともにリジンであることが知られている。

アミノ酸20種

バリン、ロイシン、イソロイシン:3つのアミノ酸はともに分岐鎖アミノ酸と呼ばれる。カラダのたんぱく質を増やす働きや、運動時のエネルギー源として重要な役割を果たす。

アラニン:肝臓のエネルギー源として重要なアミノ酸。

アルギニン:血管などの機能を正常に保つために必要なアミノ酸。

グルタミン:胃腸や筋肉などの機能を正常に保つために必要なアミノ酸。

リジン:代表的な必須アミノ酸で、パン食・米食で不足しがちなアミノ酸。

アスパラギン酸:アスパラガスに多く含まれる。速効性のエネルギー源。

グルタミン酸:小麦や大豆に多く含まれる。速効性のエネルギー源。

プロリン:皮膚などを構成する「コラーゲン」の主要な成分。速効性のエネルギー源となる。

システイン:皮膚に含まれる黒いメラニン色素の産生を抑えるアミノ酸。

スレオニン:必須アミノ酸のひとつで、酵素の活性部位などを形成するのに用いられる。

メチオニン:必須アミノ酸のひとつで、生体内で必要なさまざまな物質をつくるのに用いられる。

ヒスチジン:必須アミノ酸のひとつで、ヒスタミンなどをつくるのに用いられる。

フェニルアラニン:必須アミノ酸のひとつで、多種の有用なアミンなどをつくるのに用いられる。

チロシン:多種の有用なアミンをつくるのに用いられ、フェニルアラニンやトリプトファンなどとともに芳香族アミノ酸とも呼ばれる。

トリプトファン:必須アミノ酸のひとつで、多種の有用なアミンなどをつくるのに用いられる。

アスパラギン:アスパラギン酸とともに、TCA回路(エネルギー生産の場)の近くに位置するアミノ酸。

グリシン:グルタチオンや血色素成分であるポルフィリンをつくるのに用いられる。

セリン:リン脂質やグリセリン酸をつくるのに用いられる。

アミノ酸のうちの9種類(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン)はカラダで合成されず、食事からとる必要があるので「必須アミノ酸」と呼ばれている。この「必須アミノ酸」はバランスよく適量を食事から補う必要がある。※乳児の場合はアルギニンを加えて10種類とする。