スタッフ日記

トムスクラフトのスタッフが、いろんな事を書いていきます。

第4回山岳グランフォンドin吉野

2007-07-30 | イベント
スタート前

 お客様と『第4回山岳グランフォンドin吉野』に参加してきました。

 午前3時に待ち合わせて京都を3人で出発。途中1人合流して4人で会場の吉野山を目指します。現地へは5時半頃に到着してもう一人と合流です。

  今回の参加者は3名がロード。そして私を含め2名がマウンテンです。マウンテンバイクで180kmを走り切れるか不安でしたが『マウンテンバイク専門ショップのスタッフとしては・・・・』もう一名もそれなりの理由からの選択です。が、距離よりも『山岳』と着くだけにアップダウンがあるコースで、プロフィールマップ(勾配グラフ)を見ていると700m以上を一気に上る山が二つもあり俄然やる気が失せるコースでますます不安が・・・

 あまり考えても仕方ないので、いろいろ準備をして7時にスタート。10数名ごとのスタートなのでスタート後の大集団も無くこれは好印象ですね。

 さて、走り出してしまえば作戦を練らねばなりません。それはマウンテンバイクというハンデ故にどの列車に乗るかです。適当な列車を見つけては乗り換えを行って進みます。

 最初の山は楽勝にこなして補給所で小休止。次の山は700mを一気に上ります。それもかなりの勾配なので苦しいのですがまだ元気なので何とか乗り切ります。

 上った分下って、第3の山に突入。この山は800mを上るのですが、勾配はさっきの山よりはましです。そしてピークで補給所。この時点でガス欠気味です。最初の補給所での補給が十分でなかったようですね。そしてその状態で上り始め途中でゼリーで補給したのですが「時すでに遅し」のようです。

 ここで食べた物は、おにぎり3個。柿の葉寿司1個。オレンジ多数。バナナ1本です。自分でも情けなくなるのですが、周回のエンデューロレースの補給はきちんとできても、ロングの補給は未だできないようですね。(学習しなくては)

 さてこの山も下り、クラスによるコース分岐のスタッフに「次の補給まで30km」と言われたので補給しなくても大丈夫だろうと思い走ります。しかし単独で下ったので平地で列車が無く、後ろを振り返っても列車が見えません。仕方なく頑張って走っているとやっと『nogu列車』がやってきたのでしばらく乗せてもらっていると劇坂登場。そういえば土砂崩れでルートが変更され10kmほど伸びたと説明があったことを思い出しました。

 この坂は本当に厄介でめちゃきつい。まあそれは良いとして補給所までは40kmであったことが判明。次の登りで補給を取るもハンガーノック気味で眠くて仕方なく、谷の水を頭にかぶったり、いろんなことを考えながら走ったりしましたが眠気は取れません。そうこうしているとコーラの自販機発見。コーラを一口飲むと気分転換でき、次の補給所まで辿りつくことができました。

 さすがにバテバテなので、この補給所でゆっくり休憩してmachiさんと出発しました。ここからは劇坂もないのでmachiさんに引っ張ってもらい、最後の給水所でマウンテン参加のyrcさんと合流し3名の列車で進みます。残りは25km程なのです。

 普通、列車とはそれぞれが気動車で先頭交代をしながら進むのですが、この列車の気動車はmachiさんのみ。私たち2名は貨車・客車で引っ張ってもらうだけ。

 しかし、最後の上りでは気動車を蹴散らし、2名で手を繋いで仲良くゴールです。(なんて薄情な奴らじゃ)たぶんマウンテンでの1-2フィニッシュだと思います。
 距離は192km、時間は9時間40分でした。
気動車ゴール

 しばらくして気動車machiさん到着。次にnoguさん。制限時間1分前にIsakaさん到着でした。ゴール前の直線を必死に走るIsakaさんの姿には全員爆笑してしまいました。(この人、普段は淡々と走るタイプで「必至」の姿を見たことがないもので)

 心配していたのに終わったしまえば全員無事完走。よかったよかった。

 帰りは、食事をとり、温泉に浸かって23時に家に着きました。(2時に起きたから21時間も遊んでしまったぞ!!)

 走り終わった感想は「主催者様、しっかりいじめていただいてありがとう」ですね。昨日は「来年は出ないぞ!」と思っていたのですが、今日は「今年はフルサスだったし来年はリジットにしてみるかな?」なんた思っています。

 『グランフォンド福井』も温かみのあるイベントでしたが、『山岳グランフォンドin吉野』は手作り感豊か、そして良い意味で田舎を感じる温かいイベントでした。

 私たちが参加した『スーパーロング』は足切りタイムが厳しいですが、短い距離のクラスもあります。よかったら来年出てみませんか。私がご案内いたしますよ。

スゴウ